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    Date:2019.08.07

里山に広がる楽しい果樹園

 

舞鶴若狭自動車道丹南篠山口インターから約20分。丹波市に向かって車を走らせ、栗柄峠を抜けると丹波市春日町野瀬にたどり着きます。のどかな里山の風景が残るこの地に「丹波春日の楽しい小さな果樹園 真楽園」はあります。

 

 

この果樹園は、桃、ぶどう、栗、梨、キウイ、りんごの農園があり、夏から初冬にかけて、もぎ採りができる体験型農園なのです。訪れたこの日は、8月25日のオープンを待つぶどう園を案内していただきました。

 

 

真楽園のオーナー細見さんは、定年退職されて6年。定年前から、退職後は果樹園を開きたいと思い旅行に行く先々でもみかん園や桃園を見てこられのだそうです。そして、会社を退職され、「息抜き」にと旅行に出発される直前に脳出血で入院、3ヶ月間のリハビリ生活をされたそうです。今も左半身に麻痺が残っておられますが、リハビリ生活を続けながら広大な果樹園を経営されています。珍しい種類のぶどうを栽培されているので、ほとんどが独学で栽培の勉強をされています。「ぶどう栽培の勉強は、YOUTUBEで」なのだとか・・・。

現在栽培されているぶどうは「巨峰、ピオーネ、シャインマスカット」など有名な種類から「キャンベル、ブラックビート、サマークイーン」など初めて耳にする種類など、黒系/緑系/赤系あわせて、なんと!全26種類も育てておられます。今は、まだ市場にも出回っていないぶどうの栽培に挑戦されています。それぞれが育て方も異なり、花が咲く時期も実の成る時期も違うのに、ほとんどお一人で作業をこなされている細見さん。

「なぜそんなにいろんな種類を作っておられるのですか?」と尋ねました。「これ食べたらおいしそう。子供たちが喜ぶだろうな。」理由は、ただ一つ。「"この農園にやってくる子供たちに楽しんで欲しい。”との思いで色々な種類を育てているんです。そして、自分で摘み取ることで、ぶどうがどんな姿で実をつけているのかも見てほしい。」のだそう。
種類が多いので、たくさんもぎ取っておられるお客さんもいれば、1房だけを選ぶ人もいて、そんな様子を見ているのも楽しい。毎年、地元の小学生を招待されています。「子供たちに、1房だけ選んでもらって、持ち帰ってもらいます。でも種類が多いので、どれを選ぼうか子供たちは悩みに悩んでいます。結局選ぶことができなくなって、涙を流してしまう子もいる。そんな子供たちを見ているのがとても楽しい。」と、少し涙を浮かべながら話される細見さんを見ながら、私ももらい涙(笑)してしまいました。
”真楽園”の由来もお聞きすることができました。真心を込めて、お客さんに楽しんでもらい、その姿を見て自分も楽しく果樹栽培をしたい。そんな想いから「真楽園」と名付けられたそうです。

 

 

ぶどう棚は、黒系/緑系/赤系と分かれて栽培されており、袋も色分けして、きめ細やかに配慮されている。

 

 

この農園のぶどうの棚は、私が(身長163cmですが・・)身をかがめなくてはいけないくらい低くしてあります。でもそこには、細見さんの合理的で素敵な配慮がありました。病気をされてから、麻痺が残り、左腕を高くあげることができなくなった細見さん。袋かけや摘果の作業が楽にできるように、棚を低くされているのです。でも、低いおかげで、小さな子供たちでもぶどうの房に手が届くのです!細見さんご自身が楽に楽しく果樹栽培ができるように、子供の手が果樹に届くようにと、合理的で素敵な配慮が施されています。
そして、摘み取りするのもお客さんご自身。ほとんどの作業を一人でこなされる細見さんご自身が、負担が軽くなるよう、お客さんに摘み取ってもらう。すべてが”win win”なのです!

そして、背の高いお客さんでも、身をかがめなくてもいいようにと、ここにも配慮が。上の写真を見てください。少し地面が低くなっているのがわかりますか?実は、排水も兼ねて地面を一段低くされているのですが、背の高いお客さんはここを歩いてもらえればと細見さん。あらゆるところに合理的で、でもお客さんのことを考えて工夫されているところに感動してしまいました。

 

 

初めて目にするキウイも実をつけていました。このキウイ、アップルという種類だそうで、リンゴの形をしています。

 

 

このキウイは、紅妃。中が赤色をしているのだそう。
キウイは、どんな風に実をつけているのか、どうして甘くなるのか。そんなことを学ぶこともできるのです。

 

 

 

 

すっきりと整備されたぶどう園の近くには、小川も流れていて、川に入って遊ぶこともできます。
オーナーの真心のこもった果樹園。楽しみながら自然に触れ、自然の恵みを存分に味わえる真楽園。

ぶどう園は、8月25日から開園。摘み取りたいぶどうを選んで、摘み取って量り売りしてもらえる。
9月になると26種類のぶどうが収穫できるようになるので、初めて耳にするぶどうを味わいに、また訪れようと思う。

 

真楽園

住所:丹波市春日町野瀬311(舞鶴若狭自動車道丹南篠山口ICまたは春日ICから車で約20分)

時期:ぶどう園は、8月25日から10月末まで

時間:10時から16時まで

予約:電話で要予約 (TEL 090-2067-1114)

 

 

 

私がレポート

稿
sayumi
女子
秘密
趣味は、ランニングと山登り。木洩れ日が降り注ぐ緑のなかをランニングするのが週末のストレス解消法になっています。神戸・大阪には1時間弱で行けるので、たまに買い物を楽しみます。かれこれ20年前、大阪・堺に住んでいたとき、外からふるさとの魅力を感じました。
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