ひとりでゆっくりと頭の整理をしたり、友人とお茶をしたり、仕事をしたり、ランチを楽しんだりと、一人ひとりに合わせた利用方法のある『Another NOTE』。丹波市内唯一の文房具カフェです。大正時代に万年筆の販売から始まった文房具店は時代のニーズに合わせ、文具の販売からコピー機の販売、ITのサポートなど、オフィスや学生たちの強い味方であり続けてきました。

そして昨年、地元で長年愛されてきた文具店は、こだわりのコーヒーや丹波市内で採れた旬の食材を使ったランチを堪能できる「第3の居場所(3rdプレイス)」として生まれ変わりました。

今回はそんな丹波ならではのゆったりとした時間を過ごせる空間『Another NOTE』をご紹介します。

 

 

 

丹波の旬を味わう彩りランチ

白を基調としたおしゃれな店内には、色とりどりのボールペンや万年筆、美しいガラスペンなど厳選された数々の文房具がずらり。文房具好きにはたまらない空間の奥には、開放的でゆったりとしたカフェスペースが広がっています。

 

Another NOTEのランチには市内の近隣農家から仕入れた新鮮なお米や野菜などがふんだんに使用されています。

  

 

特におすすめランチメニューは、パティシエが店内のキッチンで焼き上げる「キッシュプレート」や新メニューの「オトナのためのお子様ランチ」。

キッシュは生地のしき込みからパティシエが1つ1つ、丁寧に作り上げています。また季節によって、キッシュの具材が変わるのも嬉しいポイント!具材の種類によって仕上がりが変わるので都度調整しているとのことです。

 

 

今回、いただいたのは「ほうれん草とベーコンのキッシュ」。

サクサク生地と卵のふわふわとした柔らかさを兼ね備えたキッシュはなんとも欲張りな逸品です。サクッとした食感の後には、卵や炒められたほうれん草の甘さとベーコンの旨みが口の中に広がります。

 

また、「オトナのためのお子様ランチ」はハンバーグやミニグラタン、エビのフリッターなどバラエティ豊かなメイン料理を一皿に盛ったプレートランチ。いろいろな味を少しずつ楽しみたいという希望を叶えてくれます。

 

 

 

そのほかにもグリル野菜を付け合わせたカレーライスやお子様連れにも嬉しいキッズプレートなども。各種メニューの付け合わせ野菜は季節のものを仕入れているので、四季折々の丹波市産の野菜のグリルが味わえます。

 

 

おすすめのポイントはランチだけではありません。デザートとドリンクにもたくさんのこだわりが詰まっているので、カフェタイムまでしっかりと満喫できます。

 

自家製デザートは定番のタルトから季節で変わる「パティシエの気まぐれタルト」があります。

あぐり丹波3Dいちご園の「かおり野」を使用した大変香り高く、とても甘い苺を使用した、今まさに旬の苺タルトです。こちらは季節限定タルトなのでお見逃しなく!

選んで、摘んで、ほおばる幸せな60分「あぐり丹波3Dイチゴ園」 | | 土曜は丹波市に -SATURDAY TAMBA-

 

 

 

 

 

(調理を担当するパティシエの上田さん)

 

そしてドリンクメニューは驚くほどのラインナップ。栽培地、収穫、生産処理などすべての工程が管理されたスペシャルティコーヒーの豆を使用しています。コーヒー好きには嬉しい、オリジナルブレンドコーヒーや各種スペシャルティコーヒーがいただけます。

オーガニックにこだわった紅茶やハーブティーなどもあり、香りを楽しんで選べるのも嬉しいポイントです。本格的なドリンクの中からお気に入りの一杯を片手に、リラックスしたカフェタイムが過ごせます。

 

カフェスペースでゆったり楽しむ文房具

 

広々としたカフェスペースでランチやカフェを楽しみながら文房具のお試しセットが利用できます。セットは7種類あり、各筆記用具やノート、マスキングテープなどの文房具一式。セットによっては高級ボールペンや万年筆、ガラスペンやカラフルなマジックなど多種多様な筆記具から、塗り絵やペン字練習ができるシートまで、充実した内容となっています。

 

 

落ち着いた雰囲気の店内では木のテーブルに向かってゆっくりと、時間を忘れて「書くこと」を楽しめます。

 

 

「仕事場でもなく、家でもない、まるで“素”の自分に戻れる場所を作れたら」という想いが詰まった、居心地のいいカフェ。その空間の中で『書くこと』により、「お気に入りの文房具を見つけるなどのワクワクとした気持ちやアイデアが生まれたり、自分と向き合う時間になったりする。」と、部長の森田美紗都さんはここでの楽しみ方を話されていました。

  

 

 

時代に合わせて変化し続けること

 

 

1913年、万年筆から始まりこだわりの文房具を追求し続け、時代に合わせて変化してきた老舗の文房具店。初代創業者がJR柏原駅前での文房具店を創業し、現在では3代目となりますが、約35年ほど前に現在の場所へと移転しました。文房具から始まったこちらではコピー機の販売やデジタル機器(ITのサポート)なども扱い地域の企業のハード部門を支えるまでに。また、おしゃれなオフィス空間を演出する家具を手がけるなど、多岐にわたります。現在の店舗では、1階は文房具カフェ、2階はオフィス兼モデルルーム。一室はセミナールームとしてのレンタル利用が可能です。モニターやプロジェクター、ホワイトボードの無料貸し出しサービスがあるのも嬉しいポイントです。もちろん1階、2階共にフリーWi-Fi完備!文房具店から始まったとは思えないほど、更なる新たな方向へと歩み続けています。

 

 

 

 

(オフィス兼モデルルームとなっている2階フロア)

 

 

(セミナールームとしてレンタル可!!)

 

これから先の文房具は、書く、考える、誰かに想いを伝える道具として、効率的な道具としての役目よりも新たな価値を創造することや日々の暮らしを豊かにする為のパートナー、となりつつあります。「書くこと」がゆとりのある人々の贅沢な嗜みになっていくのではないでしょうか。

 

 

 

 

そんな文房具の魅力が詰まったこの空間で過ごす時間は、まるで自分だけの特別な世界に浸れます。もちろんお友達や家族や恋人と楽しくおしゃべりをしたり、一緒に書くことを楽しむなど、大切な方への贈り物を選んだり、ここでの過ごし方はあなた次第。

都会の喧騒から離れて、ゆったりとあなただけの過ごし方を見つけてくださいね。

 

 

日々の忙しさを忘れて、Another NOTEで過ごす心地よいひととき。ほっとひと息ついてみませんか。

 

 

 

「Another NOTE」

 

住所:兵庫県丹波市柏原町母坪409-1

TEL : 0795-73-3066

営業時間:10:00-18:00(カフェ L.O. 17:30)

定休日:水 ※2月のみ土曜日も定休日となります。Instagramにてご確認ください

Instagram:@_another_note_

私がレポート

稿
ほたる
女性
1980年代
県外から丹波市に移住、素敵な人達との出会いに心躍る日々。食べ歩き、文化体験、アウトドアなど、浅く広く興味があり、「とりあえずやってみる」がモットー。体験してみて感じた等身大の感想をレポートにしてお届け中。
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