2024年が始まり、早くも3月になりました。春の気配も近づき、少し晴れやかな気持ちになってきます。春といえば桜。もうすぐ桜の季節がやってくると思うと、すこしうきうきしてしまいますね。この記事では、丹波市観光の際におすすめしたい、丹波市内の桜の名所スポットを6つご紹介いたします。今年の桜シーズンは丹波市に、ぜひ見どころを狙ってお越しください。

 

4月上旬に行われる「水分れ桜まつり」も賑わう! ライトアップも見どころ 氷上・「水分れ公園」

JR石生駅から徒歩約10分のところにある「水分れ公園」。本州に降った雨の流れが、太平洋(瀬戸内海)側と日本海側に分かれる境界を中央分水界といいます。丹波市には、本州一低い中央分水界があり、日本海側と瀬戸内海側の生き物が混在するなど、珍しい自然の生態系を見ることができます。その本州一低い中央分水界の最東端にあるのがこの公園です。

 

 

公園内に人口の滝や池、子ども広場があり、親子で水や自然と楽しくふれあえます。公園奥の森林浴スポットやせせらぎはお散歩スポットとしても人気で、数多くの野鳥が観察されています。そして桜のシーズンには、公園から続く高谷川堤防にかけて約200本のソメイヨシノが咲き、桜のトンネルを作り出します。

 

 

4月上旬には夜間、提灯による桜並木のライトアップが行われるほか、毎年行われる「水分れ桜まつり」で地元商工青年部による各種バザーや子ども向けゲームなどの出店もあり、賑わいを見せます。ぜひライトアップやイベントと合わせてお楽しみください。

 

水分れ公園 地図リンク

https://maps.app.goo.gl/xAY7BnhC1x8bACtMA

見頃 : 4月上旬

 

川沿いに並ぶ桜並木は、ドライブコースにも散歩にも◎!氷上~青垣 加古川沿いの桜並木 

北近畿豊岡自動車道「氷上」インターを降り、加古川の近くで北向きに車を走らせると、川沿いに5キロにわたって続く約1,000本の桜並木を目にすることができます。兵庫県では、平成3年度から12年にわたり、瀬戸内海から日本海までの約170kmにわたる河川沿いに、5万本の桜で構成された『ふるさと桜づつみ回廊』が整備されました。当初は若木だった桜の木々が今では立派に成長し、桜の季節には訪れる人々を美しい情景で魅了しています。

 

 

氷上ICから青垣IC間の北近畿豊岡自動車道も加古川に沿っているので、自動車道からも桜並木を眺めることができます。氷上IC降りて車で5分の「氷上さくら公園」に車を停めて、桜並木の下を歩くのもおすすめです。川沿いの桜並木をバックに写真を撮る人も多く見られます。

 

 

また、「氷上さくら公園」もその名の通り、桜スポットとして人気です。公園内にはソメイヨシノ約80本のほか、山桜や枝垂桜も植えられ、多品種の桜の共演が楽しめます。

 

 

加古川沿いの桜 地図リンク

https://maps.app.goo.gl/UWVDQY4rqMEA9tWY6

氷上さくら公園 地図リンク

https://maps.app.goo.gl/BV49Ge1WejQ4uGcH9

見頃 : 4月上旬~中旬

 

桜とバラを一緒に楽しめるかも!? 駅チカ、まち歩きと一緒に。柏原川沿いの桜堤

丹波市柏原町を流れる柏原川の桜並木も人気の桜スポットです。JR福知山線柏原駅から徒歩3分、1年を通してウォーキングや犬の散歩を楽しむ人々が行き交います。こちらも、兵庫県が整備した『ふるさと桜づつみ回廊』のひとつです。

 

 

JR福知山線柏原駅の付近には、柏原八幡宮の門前町として栄えた商店街があります。現在もレトロな雰囲気の路地の中、パン屋やカフェなど立ち寄りスポットがたくさんあり、まち歩きスポットとしても人気です。ぜひまち歩きの傍ら、この柏原川の桜もお楽しみください。

 

 

 また「柏原」は「かいばら」と読みますが、この名前にちなみ、駅南側の駐車場の一角には、「街なかミニばら園」も整備されています。開花期間が重なれば、柏原川沿いの桜堤と合わせて四季咲きのバラも堪能できる、お花好きにはたまらない場所でもあります。ぜひ華やかな空間を体感しに来てください。

 

柏原川の桜 地図リンク

https://maps.app.goo.gl/pGNZisQmzJZdKDrr8

見頃 : 4月上旬~中旬

 

山を登れば桜の名所が。戦国時代の山城の風情残る、春日・黒井城跡の桜 

JR福知山線黒井駅から歩いて登れる黒井城跡。黒井城跡は、戦国時代の山城の姿を今に伝える貴重な遺跡として、国の指定史跡に認定されました。地域の住民たちの手によって、今も大切に手入れが続けられ、訪れる人々が快適に登ることができるよう、整備された登山道もあります。

今年度のSATURDAY TAMBAでは、夏の時期の登山についてレポートしています。登山道について詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もご覧ください。

SATURDAY TAMBA黒井城跡登山レポート

 

 

この黒井城跡の山頂、本丸付近も、知る人ぞ知る桜の名所スポット。おすすめはやっぱり早朝。桜越しに見る雲海は圧巻の風景です。朝晩の冷え込みが激しい、晴天の早朝であることが雲海出現の条件で、見られた方はラッキー。もちろん、日が昇った後でも桜越しの展望が望めますので、登山の傍ら、戦国武将になった気持ちでお花見も楽しんでくださいね。

 

 

黒井城跡公式ホームページ(丹波市)

https://www.city.tamba.lg.jp/site/kyouiku/kuroijyou.html

見頃 : 4月上旬

 

山寺の石段を包み込むように咲く桜が見応え抜群!山南・常勝寺

丹波市山南町にある常勝寺。追儺式行事「鬼こそ」が毎年2月11日に行われ、家内安全、無病息災、五穀豊穣を祈って多くの方が訪れます。目玉の飛び出た鬼面をつけた赤鬼と青鬼がお囃子に合わせ、本堂のまわりを一周して松明を投げるという珍しいパフォーマンスも圧巻です。 

 

 

常勝寺は桜や紅葉の名所としても知られています。桜の季節には、ソメイヨシノとヤマザクラの計170本が美しく咲き誇ります。桜は1960年ごろ、境内を整備した際に植えたものなのだとか。傾斜地に広がる境内では、365段の石段が本堂まで続き、登り口では桜が石段を覆うように咲き、桜の下を通り抜けるような雰囲気が味わえます。桜や紅葉の季節以外にも、四季折々の花が咲き誇り、丹波の四季を感じるには絶好のスポットです。

 

 

お寺の落ち着いた雰囲気で桜を楽しみたいという方にぴったり。開花状況は、お寺のInstagramでも伝えられていますので、チェックしてお越しください。

 

所在地:兵庫県丹波市山南町谷川2630

http://www.chikurinzan.info/frame-chikurinsyouzya-youkoso.htm

Instagram https://www.instagram.com/chikurinzan/

見頃 : 4月上旬

 

恐竜化石発見地の近くで、奇岩や珍しい地層とともに圧巻の桜を。山南・川代公園

篠山川の渓谷にある川代公園。広々としたロケーションを誇り、夏はキャンプやバーベキュースポットとしても人気です。また春には300本の桜が咲き誇り、桜の名所としても知られています。

 

 

川岸の桜だけでなく、奔流が作り出す造化の奇岩怪石や、凹みに石がひっかかり、水によって回転して永い間にできる「ポットホール」など、珍しい地形が見られるのも面白いポイントです。

  

 

川代公園の近くでは、2006年に植物食恐竜の化石が発見され大きな話題となりました。川代公園の吊り橋や川沿いの堤防からも、一億一千年前の地層を観察することが可能です。太古のロマンを感じる風景の中桜がずらりと並ぶ風景はまさに圧巻。ドライブに、写真撮影に最適のスポットです。

 

川代公園 地図リンク

https://maps.app.goo.gl/BTZrZNmY9q6dYzhE8

見頃 : 4月上旬~中旬

私がレポート

稿
あずさ
女性
1980年代
丹波に引っ越して10年超、地元の魅力に興味津々な日々を送るアラフォー。新たな発見と体験が大好き。地元のグルメ、おいしい料理や隠れた名店を見つけることが楽しみで、アクティブな趣味にも挑戦したいと妄想中。
地元のローカルな魅力や美味しい食べ物、多彩な楽しみ方をどんどん発信していきます!
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