日差しが照り付ける夏本番、全国でも記録的な暑さが続いています。

 

2025年7月30日には、丹波市内で41.2度を記録し、全国で「一番暑い街」となりました。(2025年8月14日現在では、全国4位となっています)

そんな夏にぴったりな、冷たくて美味しいスイーツを味わってみませんか。

 

今回は、2025年7月19日(土)~2025年9月15日(月)まで丹波市内で開催している、丹波大納言小豆を使ったさまざまなスイーツが楽しめる「丹波大納言小豆スイーツフェア」参加店舗から3店舗をご紹介します。

 

 

 

素材を楽しむかき氷「パティスリーカフェ カタシマ丹波店」

 

北近畿豊岡自動車道氷上ICから車で約10分のところにある「パティスリーカフェ カタシマ丹波店」では、素材を楽しむかき氷が味わえます。

 

 

こちらで紹介するのは、「但馬天然水と 京宇治抹茶のかき氷 ~丹波ミルクアイス~」(920円[税込])です。

 

このかき氷は、『素材本来の味を味わってもらいたい』というコンセプトで作られており、「但馬天然水」「京都の京宇治抹茶」「丹波の丹波大納言小豆」「丹波の低温殺菌牛乳のミルクアイス」といった地元食材を使った、素材に対するこだわりが見える一品です。

 

「但馬天然水」をゆっくり凍らせて作った氷を薄く削ることで、シャリシャリした軽い口あたりの氷になります。この氷は、京宇治抹茶の抹茶がかかっていても溶けずにシャリシャリ感が長続きするので、食べ終わるまでひんやり冷たい食感を楽しむことができます。

京宇治抹茶を使った抹茶は、余計なものを入れずに作られており、抹茶本来の味と香りを楽しむことが出来ます。抹茶のほのかな苦みが、冷たい氷の食感とあいまって、爽やかな清涼感を運んでくれます。

食べ進めていくと、かき氷の山の中に隠れた丹波大納言小豆とミルクアイスが顔を出します。緑の山から現れた赤い小豆と白のミルクアイスが、鮮やかなコントラストを描きます。

丹波大納言小豆は、店舗で大鍋を使ってじっくり炊かれ、甘さ控えめでふっくらした食感となっています。

丹波の低温殺菌牛乳で作ったミルクアイスは、濃厚でミルク本来のコクが感じられますが、甘さは控えめなので、抹茶や小豆と一緒に食べるとミルクの甘さが引き立ちます。

京宇治抹茶ソースのかかった氷、大粒で優しい甘さの大納言小豆、濃厚なミルクアイスをそれぞれ味わうも良し、一緒に食べても良し、それぞれの楽しみ方で味わってみてください。

 

食べ応えのあるボリュームも魅力の1つで、テーブルに置かれた瞬間、机の周りが少しひんやりした気がしました。

 

 

 

かき氷は、他にも「丹波天然水と完熟苺のかき氷~丹波ミルクアイス~」(920円[税込])もあり、こちらは、ソースも地元産の食材から作られており、地元丹波の木下農園の完熟苺ソースがかかっています。

 

 

カタシマ丹波店では、かき氷の他にもたくさんの生菓子や焼き菓子が販売されており、丹波店の人気商品の一つである「生シュークリーム」(300円[税込])もいただきました。

 

 

サックリとしたシュー生地に生クリームとカスタードクリームのダブルクリームとなっています。

 

カスタードクリームにも生クリームが混ぜ込んであり、2つのクリームがまとまり、とてもクリーミーな味わいです。クリームが2種類もあるので、少し重い食感があるのかと思いきや、生クリーム自体があっさりしているので、とても軽い食感であっさり完食できてしまいます。

 

他のおすすめ商品は、丹波の低温殺菌牛乳から作られた優しい味わいの「カタシマプリン」と「カタシマミルクプリン」(ともに1個430円[税込])

 

 

 

丹波の低温殺菌牛乳とこだわりの新鮮卵の卵黄のみで作られたカタシマプリンは、牛乳と卵の優しい風味が特徴です。カタシマミルクプリンは、丹波の低温殺菌牛乳をメインに作られていて、甘さが控えめで、すっきりとした後味が特徴です。どちらも付属のカラメルとの相性が抜群ですので、素材そのままのプリンの味と、カラメルをかけた濃厚なプリンの味のどちらも味わってみてください。

 

ぜひ、「パティスリーカフェ カタシマ丹波店」で、『丹波の素材』をたくさん味わってみてください。

 

※「丹波大納言小豆スイーツフェア」の対象商品ではありません。

 

 

【パティスリーカフェ カタシマ丹波店】

住所:丹波市柏原町柏原3083

電話:0795-73-0851

営業時間:10:00~19:00、ティールーム⇒ラストオーダー17:00

定休日:水曜日 

駐車場:有

Home page:https://www.katashima.co.jp/

Facebook:https://www.facebook.com/Katashima.co.jp

Instagram:https://www.instagram.com/katashima_cake/

 

 

 

希少な「丹波黒さや大納言小豆」を楽しむ冷やしぜんざい「あずき工房やなぎた」

 

丹波大納言小豆発祥の地といわれる春日町東中にある「あずき工房やなぎた」では、希少な大納言小豆を使った、「冷やしぜんざい」楽しむことができます。

 

 

食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれる丹波大納言小豆には、様々な品種があります。

 

そのうちの一つ「丹波黒さや大納言小豆」は、春日町東中でしか育たない在来種で、さやが黒く色づくのが特徴的な、宮内庁に献上されたこともある貴重な小豆です。

 

この土地でしか育たない希少な「丹波黒さや大納言小豆」を守りたい、食べて知ってもらいたいという思いから、「あずき工房やなぎた」では、「丹波黒さや大納言小豆」を原料とした羊羹、餡子や味噌等の加工品の販売や、おはぎやぜんざい等の販売を行っています。

 

そんな「あずき工房やなぎた」でいただける「冷やしぜんざい」(1,200円[税込])は、「丹波黒さや大納言小豆」の魅力をふんだんに楽しめる贅沢な一品となっています。

 

 

 

 

白い器の中には、羊羹とアイスクリームとホイップクリームが盛られており、涼しげなガラスの器にはぜんざいが入っています。

 

羊羹は、こしあんで作られる羊羹が一般的ですが、「あずき工房やなぎた」の羊羹は「粒羊羹」で作られています。粒羊羹に使われる小豆は、もちろん「丹波黒さや大納言小豆」で、希少な「丹波黒さや大納言小豆」がたっぷり詰まっている贅沢な一品となっています。

羊羹が入った白い器の中にぜんざいを入れて、羊羹とぜんざいを混ぜて一緒に楽しむもよし、羊羹とぜんざいを別々に楽しむもよしと、お好みの食べ方でお楽しみいただけます。

 

今回は、ぜんざいを羊羹とアイスクリーム、ホイップクリームにかけていただいてみました。

 

ぜんざいを白い器に移してみると、ガラスの器に入っていた時には分からなかったのですが、思った以上に「丹波黒さや大納言小豆」がたっぷり入っています。

この土地でしか育たない希少な小豆と聞いた後なので、「丹波黒さや大納言小豆」の多さに驚いてしまいますが、同時に「あずき工房やなぎた」さんの「丹波黒さや大納言小豆」を食べて、楽しんでほしいという思いも垣間見えます。

 

そんなことを考えながら、ぜんざい、羊羹、アイスクリーム、ホイップクリームの入った一皿をいただくと、ぜんざいの上品な甘さと、「丹波黒さや大納言小豆」のほくほくとした食感が口いっぱいに広がります。

 

時間が経過すると、アイスクリームやホイップクリームが溶け出してきて、少しずつミルクの濃厚さが増していき、「丹波黒さや大納言小豆」の大粒のほくほく感と相まって、どんどん食べすすめてしまいます。

 

また、「丹波黒さや大納言小豆」を使ったお茶も一緒に添えられており、「あずき工房やなぎた」さんの「丹波黒さや大納言小豆」へのこだわりを感じつつ飲んでみると、後味をすっきりさせてくれます。

 

「あずき工房やなぎた」さんでは、他にも、「おはぎセット」(1,000円[税込])も大人気だそう。

 

ふっくら炊かれた「丹波黒さや大納言小豆」の粒あんで、やわらかなもち米を包んだおはぎは、ご年配の方から小さなお子様を問わず大人気だそうです。

お店で使われる小豆は、すべて「丹波黒さや大納言小豆」。丁寧に炊きあげられた小豆を使ったぜんざいやおはぎを、ぜひ食べてみてください。

 

冷やしぜんざいでも使われている「黒さや羊羹」(2,200円[税込])は、オンラインショップでも購入できるので、自宅でも「丹波黒さや大納言小豆」を楽しむことができます。無添加のため、賞味期限は他の羊羹に比べると短くなっているので、早目に召し上がってください。

 

他にも、「丹波黒さや大納言小豆」を原料とする自家製の小豆味噌や餡子も販売されているので、ぜひ、「あずき工房やなぎた」でしか出会えない味を、味わってみてください。

 

※「丹波大納言小豆スイーツフェア」の対象商品ではありません。

 

 

 

 

 

【あずき工房やなぎた】

住所:丹波市春日町東中1425

電話:0795-75-1249

営業時間:10:00~16:00

営業日:土、日、月曜日 火、水、木、金は要予約

駐車場:有 

HP:http://azukikoubou.jp/

 

 

 

大納言小豆の食感を楽しむわらび餅「谷甲賀堂」

 

氷上町成松の住宅街にある、明治43年創業の老舗菓子屋である「谷甲賀堂」では、食感を楽しむわらび餅が味わえます。

 

 

ここで味わうことができるのは、「丹波大納言小豆 わらび餅」(800円[税込])です。

 

わらび餅に甘納豆がプラスされているのが特徴で、甘納豆は、品質の良い丹波大納言小豆にこだわり、じっくり丁寧に時間をかけて、わらびもちにあった味に仕上げられています。

 

 

 

 

箱を開けると、一口大に切られたわらび餅が並んでいて、きな粉と丹波大納言小豆の甘納豆がたっぷりかかっていました。

 

冷たい状態で食べるのがおすすめということで、冷やしたわらび餅をいただきました。

 

本わらび粉も入ったぷるっとした弾力のあるわらび餅に、食感のある丹波大納言小豆の甘納豆が、いいアクセントとなっており、甘さ控えめのきな粉をたっぷりかけて食べることで、色々な食感と程よい甘さで、ひと味違ったわらび餅の味を楽しめます。

わらび餅ときな粉の定番の組み合わせに丹波大納言小豆の甘納豆が加わることで、他では味わうことのできない、ここだけのわらび餅となっています。

わらび餅は、ひんやりと冷たい口当たりで、まさに夏にぴったりな商品となっています。

 

このわらび餅は、彼岸(9月中旬)の頃までの季節限定販売となっており、一日の製造数にも限りがあります。購入したいけど売り切れが心配という方は、お電話での取り置きも対応していますので、お気軽にお店にお問い合わせください。

 

谷甲賀堂では、他にも、丹波大納言小豆の餡子を使った「丹波名産 甲賀山最中(栗入り)」(270円[税込])、「丹波大納言小豆甘納豆」(700円[税込])といった和菓子や、地元丹波の黒ゴマを使った「丹波ステックフィナンシェ」(1本・270円[税込])、「栗マドレーヌ」(270円[税込])等の洋菓子も販売されています。

 

甲賀山最中は、薄い皮の内側いっぱいに少し甘めの丹波大納言小豆の粒あんが詰まっており、さらにその中心には大ぶりの栗が入っている人気商品です。

 

また、フィナンシェは、しっとりした甘さ控えめの生地に、貴重な丹波のゴマの香ばしさがちょうど良い、贅沢な味わいとなっています。

 

 

 

地元の素材を使った和と洋それぞれのお菓子を楽しめるので、並んでいる商品を見るだけでも楽しい気分になること間違いなしです。

 

これらのお菓子は、店頭だけでなく、道の駅や谷甲賀堂ホームページでも購入可能なので、季節を問わず美味しいお菓子をお買い求めいただけます。

 

 

谷甲賀堂では、来店いただくお客様の立場に立って商品を開発することを意識されているそう。

 

例えば、一般的なフィナンシェは長方形が一般的で、食べる際に手が汚れてしまいますが、谷甲賀堂の細長いスティック形の「丹波スティックフィナンシェ」は、手が汚れず食べやすくなっています。こうしたお客様目線に立った小さな心づかいが商品全体の魅力となっています。

 

今後も、その時々のニーズを常に意識し、商品開発に挑戦していきたいとのことで、商品開発の際には、地域の人に試食してもらい意見を聞くこともあるそうです。

 

地域に根差した谷甲賀堂で、これからどんなお菓子が作られていくのか非常に楽しみです。

 

今しか味わうことのできない期間限定の冷たいお菓子をぜひご賞味ください。

 

 

【谷甲賀堂】

住所:丹波市氷上町成松312-2

電話:0795-82-1168

営業時間:8:30~18:00

定休日:日曜日

駐車場:有 

HP:https://tani-kogado.com/

 

 

私がレポート

稿
まる
1980年代
自然や食べることが好きで、私が気になった"丹波市"を発信中です。
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