丹波三宝推進協議会 会長
畑 道雄さん
<プロフィール>
丹波市や観光協会と連携し、地域活性化及びブランド化を推進するプロジェクトリーダー。イベントや品種保全などの多彩な事業で、生産者と加工者との橋渡し役を担う。
丹波大納言小豆、丹波栗、丹波黒豆を「丹波三宝」と名付け、PRを行う畑さん。
「代表的なのは『丹波三宝スイーツフェスティバル』。地元の和菓子店や洋菓子店などに丹波三宝を使った商品を作ってもらい、2018年には4200人が来場。その魅力を大きく知ってもらいました。」
この地元の食材で特産品を作る動きこそ、新しい丹波の価値を生むという。
「これまで素材の知名度はあるものの、原材料を有名和菓子店やホテルに出荷するだけで、市内で味わえる場所がなかったんです。」
「自分たちが地域を感じられるモノづくりを率先することで、基幹産業である農家の人たちには、地元でこんなに美味しいものが作れると知ってもらい、外からは丹波市でしか食べられないと訪れてもらえるような流れができれば理想ですね。」
「丹波独特の気候風土で育まれた「丹波三宝」をより多くの方に知ってもらえたら嬉しいです。」
丹波大納言小豆、丹波栗、丹波黒豆を指す「丹波三宝」。粒が大きく、味もよいと評判で老舗和菓子店でも使用されるなど全国的に有名。
生産が衰退し、原種がわずかに残っているだけだった「丹波白雪大納言」。畑さんが復活させようと自身でも生産し、現在加工品も登場している。