野菜のおいしさと栄養を最もダイレクトに味わえるのが野菜ジュースの利点。丹波の豊かな自然の中育つ野菜はどれも自慢の生産物ですが、中でも「丹波人参クラブ」の有機人参を使用した『丹波にんじん搾り』は、農家のこだわりが詰まった格別な人参ジュースです。

 

有機栽培のスペシャリストが育てる究極の人参

お話を伺ったのは「丹波たかみ農場」の高見康彦さん(左)と荒田夢芽さん(右)。高見さんは実家の畑を受け継ぎ、慣行農法から有機農法にシフトチェンジ。荒田さんは21歳の期待のホープです。

 

宮垣農産のみなさん

 

丹波人参クラブは、市島町にある「丹波たかみ農場」と氷上町の「宮垣農産」の二つの農家から成る有機栽培チーム。丹波市では有名な有機農業のスペシャリストです。BLOF理論という栽培法を採用し、栄養価や食味を高める肥料設計で作る人参は有機JAS認定を受けています。

丹波たかみ農場では年間2トンのジュース用人参を生産

 

品評会で上位入賞も果たしているこの人参、何といってもその甘さが特徴です。通常の人参は糖度が7~8%ですが、丹波人参クラブが生産している人参は糖度が10%もあり、まるでフルーツのような甘さ。品種は「向陽二号」で、甘みの強い品種ではないのですが、BLOF理論による栽培法により、えぐみのもととなる硝酸イオンが少なく糖度の高い人参ができるのだとか。そのため、蒸したりレンジで温めたりするだけで、美味しくいただけます。焼き芋の要領でさらに甘さを引き出す「焼きにんじん」もおすすめです。

 

生で食べても美味しい人参

 

製法にこだわって生まれた人参ジュース

「丹波にんじん搾り」1本500円(税込)

 

丹波人参クラブが目指しているのは、おいしさだけでなく栄養価も高い人参の生産。抗酸化作用を持つβカロテンをはじめ、ビタミンCなど体に良いとされる栄養素をより多く含む人参を作っています。

 

そんな人参を使った『丹波にんじん搾り』は、加工の仕方にもこだわっていて、新潟の工場で低温殺菌した上でジュースにしています。加えるのは飲みやすくするための梅エキスと保存料としての国産レモン果汁のみ。高温殺菌を行うと、先述した大切な栄養素が損なわれてしまうため、低温殺菌の可能な新潟の工場に依頼しています。また、皮つきのままでは低温殺菌は行えないため、一本一本手作業で皮をむいています。手間ひまと信念をかけた、渾身の商品なのです。

 

ジュース1本あたりには人参約2本分が使用されています。とろりとした食感は、栄養素のある繊維質を残しているから。人参本来の味が凝縮されているものの、えぐみやくさみはなし。人参が苦手な人やお子様にもごくごく飲んでもらえそうです。

 

その甘さを活かして、料理に活用する人も。カレーに入れたり、オリーブオイルと酢をプラスしてドレッシングにしたり。りんごジュースや炭酸で割って変化を楽しむのもいいですね。今回はこの人参ジュースを使ったレシピを最後にご紹介しますので、そちらもチェックしてみてください!

 

歩みを止めない姿勢が作る、至高の味

丁寧な農業がポリシーの高見さん

 

丹波人参クラブでは1年に1度、有機栽培の勉強会に参加し知識と技術のアップデートに努めています。すべてはより糖度が高く栄養のあるおいしい人参を作るため。荒田さん曰く「丹波たかみ農場の仕事はきっちりしている。高見さんの性格もありますが、農業の効率や野菜の育ち方など一つひとつにきちんと向き合っているから」。妥協を許さない仕事が、どこよりもおいしい人参を生み出しているのです。そのおいしさがギュッと詰まったジュース、ぜひ一度味わってみてください。

 

「丹波にんじん搾り」を使ったレシピ集!

そのまま飲んでも美味しい「丹波にんじん搾り」ですが、糖分無添加のため色んな料理やお菓子にアレンジができます。ここではその一例をご紹介します。

 

丹波にんじんピラフ

ケチャップライスよりもちょっとあっさりまろやか、人参の甘みを感じるかんたんピラフです。オムライスの中身にしてもOK。

 

<材料(4人分)>

  • 米・・・2合
  • ベーコン・・・4枚
  • コーン缶・・・1缶
  • コンソメキューブ・・・2つ
  • 水・・・適量
  • 丹波にんじん搾り・・・1本

 

<作り方>

①お米を洗って炊飯器に入れる。丹波にんじん搾り1本を注ぎ入れ、瓶に水を入れて炊飯器の2合の目盛りまで注ぐ。

②食べやすい大きさに切ったベーコン、水切りしたコーン、コンソメキューブを入れ、炊飯スイッチを入れる。

③炊きあがったらよく混ぜる。

 

 

丹波にんじんケーキ/丹波にんじん寒天ゼリー

「丹波にんじん搾り」をにんじんの粒とジュースに分け、一度に2つのスイーツを作ります。

 

<材料(ケーキ2本分、寒天ゼリー バット1個分)>

  • 無塩バター・・・200g
  • きび砂糖・・・150g
  • 卵・・・4個
  • 小麦粉・・・200g(強力粉を2割混ぜてもOK.)
  • ベーキングパウダー・・・4g
  • 寒天粉…4g
  • 丹波にんじん搾り・・・1本

 

<作り方>

①「丹波にんじん搾り」をザルなどで濾し、粒とジュースに分ける。

②室温に戻しておいたバターを、クリーム状になるまでヘラで混ぜる。

③②にきび砂糖を加えてよく混ぜる。

④よく溶いた卵を③に加えてよく混ぜる。

⑤小麦粉・ベーキングパウダーを④にふるい入れてさっくり混ぜる。

⑥①で分けたにんじんの粒をすべて加えてさっと混ぜる。

⑦⑥を型に流し入れ、180℃に予熱しておいたオーブンで40分焼く。

⑧小鍋に①で分けたジュースを入れて中火で熱し、粉寒天を入れてかき混ぜ、1~2分沸騰させて火を止める。

⑨器に注ぎ入れ、粗熱を取り、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。

寒天はゼラチンに変更可。好きな器に入れて固めても、型抜きをしてもOK。

 

丹波人参クラブ

代表:高見康彦(各地発送受付)

0795-85-1912/090-3359-1452

にんじん・にんじんジュースの発送承ります。

 

『丹波にんじん搾り』はこちらで買えます!

  • 道の駅丹波おばあちゃんの里

https://michi-kasuga.jp/

  • ヒロちゃん栗園

https://www.tambacity-kankou.jp/members/detail.php?id=1180

  • JA丹波ひかみ とれたて野菜直売所

https://ja-toretateyasai.jp/

  • フレッシュバザール福知山店

京都府福知山市篠尾新町2-103

フレッシュバザール市島店

兵庫県丹波市市島町上田501−6

  • 宮垣農産ネットショップ

https://miyagakifalm.stores.jp/

  • ふるさと納税返礼品

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/28223/394780

 

※価格等は取材時の情報です。

 

私がレポート

稿
チカコ
女性
30代
関西某所で生まれ育ち、ひょんなことから数年前に丹波に移り住むことに。ライターとしてインタビュー記事や、丹波のランチレポ、ニューオープン情報などを書き綴る仕事をしつつ、夜な夜なしっぽりカウンター飲みを楽しむアラフォー女子です。
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