一つ一つの粒が大きいことが特徴的な丹波大納言小豆の名前は、煮込んでも煮崩れしにくい特徴から、平安時代に殿中で抜刀しても切腹をしなくてもよい大納言という高貴な位に例えられたことに由来します。

特有の上品な甘みが魅力で、幕府にも献上されていた最高級の丹波大納言小豆

 

 

今回は、そんな丹波大納言小豆を使ったスイーツが食べられるお店をご紹介します。

 

11月1日から2月18日まで、今年も開催される丹波大納言小豆ぜんざいフェアでは

丹波大納言小豆を贅沢に使ったスイーツが盛りだくさん。

ぜひ、丹波市の特産品、丹波大納言小豆を各地でご堪能ください。

 

 

城下町 柏原で味わう丹波大納言小豆のあんバターワッフル

 

まず、最初にご紹介するのは、丹波市柏原町にあるcafe Frontier ACE

まち歩きをしながら気軽に立ち寄れます。

 

 

JR福知山線の柏原駅から歩いて回れる範囲に歴史的な見どころスポットがたくさんあるのが

織田家ゆかりの城下町、柏原の町並みです。

 

1000年の歴史をもつ柏原八幡宮、そして町のシンボルでもある天然記念物の大ケヤキの根「木の根橋」から10歩ほどの距離にあるcafe Frontier ACE

観光の途中にも立ち寄り易いスポットです。

 

コーヒーやスイーツ、ランチのお食事まで全て店内でもテイクアウトでもお楽しみいただけます。

 

 

織田信長の弟の織田信包(のぶかね)が藩を開き、明治の廃藩まで続いた柏原藩

歴史的な名所であるこの場所にcafe Frontier ACEがOPENして約2年。

地元の人たちからも柏原に遊びに来た人たちからもとても喜ばれています。

 

丹波大納言小豆のスイーツとして人気なのが、「丹波大納言小豆のあんバターワッフル」

あんこは、丹波市春日町で11代に渡り農家を営む「なかで農場」さんの丹波大納言小豆を使用。

粒がしっかりと残り、バターとの絶妙な組み合わせが焼きたてワッフルを贅沢に飾ります。

 

人気の根強いあんバタートーストならぬ、あんバターワッフル。

あんバターが大好きな加藤さんが自らが食べたいメニューとして考案されました。

高校生のお客さんも多いcafe Frontier ACEでは、インスタ映えもバッチリで可愛らしく美味しい満足な逸品です。

 

 

実はこの商品、昨年の丹波大納言小豆ぜんざいフェアで出された商品とのこと。

今年も11月1日から開催されている丹波大納言小豆ぜんざいフェアでは、新たに白玉ぜんざいが楽しめるようになり、「丹波大納言小豆のあんバターワッフル」は年中いつでも味わえます。

 

丹波市の新名物として注目「丹(まごころ)のあんバターサンド」も販売中です。

 

「行くとこなかってん」という人に来てもらえたら嬉しいcafe Frontier ACE。

今年の7月に丹波市氷上町にcafe Frontier ACE カフェ酒場ヒカミがOPENされました。こちらはお酒も楽しめるcafé & BAR レストラン。お子様連れでも気軽に食べに行ける広々とした店内です。

 

 

柏原町の街歩きをしながらcafe Frontier ACE。そして家族で気軽に食べに行けるカフェ酒場ヒカミ。

どちらも是非、大切な方とご一緒にお楽しみください。

 

地元に愛され続けるカフェで楽しむ、丹波の秋の味覚「わらび餅ぜんざい」

次に紹介するのは、氷上町にあるキッチンマルク
お店では店主の隠岐さんが優しくお迎えしてくれます。

 

 

取材日は丹波栗フェアの最中で、大人気の丸ごと丹波栗コロッケは

京阪神や四国など、遠方からも求めて来られるのだとか。

 

自家製の柚子サイダーや大納言小豆てんこもりの抹茶アイスなど

丹波の美味しいものを美味しくいただけるのがとても魅力的。

 

 

中でも、秋の味覚がたっぷり詰まった「わらび餅ぜんざい」は、丹波大納言小豆のぜんざいフェア限定メニュー。

今年は34店舗が参加されている大人気の丹波大納言小豆ぜんざいフェア。

お餅のぜんざいは多数あれど、わらび餅のぜんざいが食べられるのはここだけです。

ほのかな甘みとともに小豆本来の旨味が感じられるわらび餅ぜんざい。更に、秋を感じられる嬉しい丹波栗のお供が2点付いてきます。

載せるとまるでクリームぜんざいになる栗のホイップクリーム。そして、甘い口にちょうどよい、塩気の聞いた栗の甘露煮。飽きさせない逸品です。

 

 

このぜんざいに、塩気の聞いた栗の甘露煮を載せるというアイデアは、カフェの創業者でもある隠岐さんのお母さまと一緒に考案されました。

ぜんざいフェアが始まるときに、あちこちにぜんざいを食べに行き、リサーチをしている中で、赤穂の塩饅頭にヒントを得ます。

甘い中に塩気があるものが合うことがわかり、お母さまとああでもないこうでもない。と言いながら、せっかく丹波の特産大納言小豆を使うのだから、丹波の栗を使ったこの形になりました。

 

 

カフェキッチンマルクは、その当時はまだ地域にあまりなかった喫茶店として始まり、

時代が進み飲食店が他にも増えてきた頃には今度は洋品店としても経営されていました。

隠岐さんのお母さまは東京出身で、とってもアクティブ。50代で単身東京へ足を運び、若い女性に人気のブランド店を開拓します。

その後は、またカフェとして営業をするようになり、現在は地元のリピーターの方が多く、日替わりランチが人気です。

 

丹波栗フェアやぜんざいフェアなどの時には、地域外からたくさんの方が来られます。

 

地元の方にとっても、丹波に遊びに来られている方にとっても憩いの場所となっているカフェキッチンマルク。丹波の秋の味覚と共に、ほっとする一息をマルクでお過ごしください。

 

 

今回は、丹波大納言小豆のスイーツが食べられる2つのお店を紹介しました。

こちらの2店も参加されている丹波大納言小豆ぜんざいフェアは11月1日からスタートしています。総勢34店舗にて各店舗オリジナルのぜんざいでぜひ、丹波の味覚、丹波大納言小豆をご賞味ください。

 

丹波大納言小豆ぜんざいフェア

2024年11月1日〜2025年2月18日

https://tamba-zenzai.com/

@ tamba_zenzai

 

cafe Frontier ACE

住所: 兵庫県丹波市柏原町柏原4−2

TEL: 070-4543-5929

営業時間: 11:00-17:00 月曜定休

@ cafe.frontier.ace

 

cafe Frontier ACE カフェ酒場ヒカミ

住所: 兵庫県丹波市氷上町稲継67-1 2F

TEL: 0795-71-9021

営業時間: 11:00-23:00 月曜定休

@ c.f.a.hikami

 

カフェキッチン マルク

住所: 兵庫県丹波市氷上町上成松210−2

TEL: 0795-82-0527

営業時間: 8:30-16:30 日曜定休

私がレポート

稿
ほたる
女性
1980年代
県外から丹波市に移住、素敵な人達との出会いに心躍る日々。食べ歩き、文化体験、アウトドアなど、浅く広く興味があり、「とりあえずやってみる」がモットー。体験してみて感じた等身大の感想をレポートにしてお届け中。
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