丹波悠遊の森 副施設長
花田 匡平さん(はなだきょうへい)
<プロフィール>
大阪・堺で約9年のサラリーマン生活の後、6年前にIターン。現在はコテージやキャンプサイトが人気のスポット「悠遊の森」で、施設管理やイベント運営を手がける。
大阪から移住し、地域に溶け込みながら賑わいを生む様々な仕掛けづくりに励む花田さん。
実は、前向きな理由で丹波市へのIターンを選んだのではないという。
「体調を崩して仕事を休職していたんですが、復調してきた際に次は何をしようかと悩んでいたら、たまたま丹波市の知り合いの方に移住という手段もあると、提案してもらいました。」
自身の変化を求めると同時に、丹波市ならいつでも帰れる距離だと感じたことから、移住を決意。
「田舎は不便かなと思っていましたが、住んでみると、そうでもありません。必要なものは揃っていますし、大阪にもすぐに出られるので、むしろ都会にいる理由がなくなりました。」
また、移住してからは多くの人との出会いが助けになったという。
「最初はスーパーで働いていたんですが、『悠遊の森』で友人らと何度かイベントをしていたところ、〝働いてみないか〞と声をかけられました。それ以来、施設やレストラン運営、イベント企画など、何か新しいことをしようとする度、周りに助けてもらったので、今があると感じています。」
現在は田舎暮らしをしてみたいと言っていた両親も移住。
花田さんはシェアハウス兼農家民宿も手がけるなど精力的。
「私も最初はシェアハウスに住んでいて、そこでの人のつながりに助けてもらったので、そんな場所が作れたらいいかなぁと。自ら進んで何かをやりたいと思った時、丹波市は人との密接な繋がりが築ける所だと思います。」
より本格的なBBQを楽しんでもらおうと、インストラクターの資格も取得。丹波BBQ協会も立ち上げた。
「悠遊の森」ではハンモックカフェや音楽フェスなど、多彩なイベントも企画。現在は平日でも大勢の人が集める人気スポットに
地域で協力して生まれた「丹波プルドポークバーガー」は、2018年のとっとりバーガーフェスタでベストローカリズムバーガー賞を受賞。
黒豆粉を使ったバンズや丹波栗きん豚など地元食材を使用。
燻製器はアメリカから取り寄せるなど、機材にもこだわる。