突然ですが、みなさんは、食べるのを思わず躊躇してしまうほど、美しいスイーツを食べたことがありますか。
今回はそんなアートのようなランチとスイーツを作る「Toi toi toi~夢みるお菓子~」をご紹介します。
(左から「コサカケーキカフェ」の小坂さんと「Toi toi toi~夢みるお菓子~」の長澤さん。)
(丹波市柏原町の城下町に佇むたんば黎明館)
昨年、丹波市初の観光アンバサダーに就任した新木宏典さんの任命式を行った「たんば黎明館」。
新木アンバサダーのファンにとって、いまや聖地ともなっており、明治時代の小学校を利活用したこの趣のある建物の1階に「黎明カフェ」があります。
一週間のうち、前半「日~火曜日」と後半「木~土曜日」に分けて「Toi toi toi~夢みるお菓子~」と「コサカケーキカフェ」が営業しているめずらしいカフェ。
ちなみに、前半・後半は月ごとにローテーションするため、例えばどうしても土曜日しか行けないという方も、月ごとのローテーションを利用して、両店舗訪れることができます。
そんな2店舗が力を合わせて営業する黎明カフェ、今回は「Toi toi toi~夢みるお菓子~」をご紹介いたします。
この日は平日におじゃまさせていただきましたが、平日にも関わらず、席は満席で、改めて「Toi toi toi」の人気がうかがえました。
(黎明館の雰囲気に合う赤絨毯の店内)
「Toi toi toi」では月替わりのランチを提供されており、今月はイチゴのサラダをはじめ、色とりどりで、どれも丁寧に作られた珠玉のランチ。
今回はお店オススメのランチ・ドリンク・デザートがセットでお得な「お花の一汁三菜ランチプレート」をいただきました。
好みによって、雑穀ご飯かスコーンを選ぶことができます。
今回は3人で行ったので、両方注文することができました。
気になるお味ですが、見た目でも伝わるように、お品ひとつ一つを丁寧に作られて、お箸がお皿を移動するごとに、雰囲気が変わって、まるでコース料理のようなランチで、とても美味しくて楽しい食事でした。
はじめに「苺のベビーリーフバルサミコサラダ」をいただきましたが、丹波市産の苺のフレッシュな甘さとバルサミコ酢のアクセントが効いた酸味がマリアージュした絶品サラダでした。
次にランチのメインとなる「自家製塩糀の鶏ハム」は、自家製の塩糀で柔らかく旨味が凝縮された鶏ハムに特製ソースがマッチして、噛む度に美味しさで満たされます。
汁物の「さつま芋のお味噌汁」は、朝に出汁から取って作るお味噌汁は、店長の長澤さんのこだわりの逸品。一口飲んでみると、どこか懐かしくも、普段いただくお味噌汁に比べて、コクがあって、心身ともに温まる一品です。
副菜の「お豆のハーブピクルス」は、初めは味の想像ができませんでしたが、一口食べると口の中に爽やかな酸味と豆本来の旨味が広がって、どんどんクセになるほどの美味しさでした。
お店こだわりの「スコーン」は、米粉とお豆腐のスコーンとチョコチップのスコーンがありますが、今回いただいた米粉とお豆腐のスコーンは、米粉とお豆腐の風味と甘さで、美味しくて食べやすく、スコーンだけでも十分美味しいのですが、それを丹波市産の旬な苺をふんだんに使った特製イチゴジャムにつけて食べると、毎朝食べたくなるほどの美味しさになりました。
長くなるので、ここまでにしますが、他の料理も絶品でしたので、ぜひご自身で足を運んで食べてください。
(お店オススメの「お花の一汁三菜ランチプレート」)
身も心も大満足なランチをいただいて、お待ちかねのデザートタイム。
運ばれて来た瞬間、思わず歓声が上がり、条件反射のようにカメラを向けてしまいました。
デザートは「Toi toi toi」の看板メニュー「お花のおはぎ」。
フォークを入れる前に手が止まり、食べてしまうのがもったいないと思いましたが、意を決していただきました。
口当たりが優しく、ほど良い甘さのお花のあんが下のおはぎと見事にマッチしており、美しく綺麗でかわいい見た目と相まって、思わずため息が漏れました。
(「お花のおはぎ」と「仙霊のローズ煎茶」)
(「カステラ」と「酵素ジュース」)
おはぎの衝撃と感動が名残惜しく、ランチとはカフェ定番メニューの「お花の夢みるパフェ」も注文してしまいました。
(定番メニューの「お花の夢みるパフェ」)
こんな素晴らしいランチをご主人と二人三脚で提供されている店長の長澤 明美さんにお話をお聞きしました。
管理栄養士で調理師の資格を持っている長澤さんは、結婚を機に丹波市に引っ越して来られました。
丹波市に来て、子育てをしながら、以前から心に秘めていた「カフェでバイトしたい!」という気持ちが大きくなって、カフェの世界に踏み出されたとのこと。
カフェでの仕事や、その後子育てに携わる仕事で、様々な経験や人とのつながりの集大成が、今の「Toi toi toi」だと語られました。
料理のこだわりについては、長年抱いている「身体に良いもの作って提供したい」という想いから、一汁三菜の和食を選ばれました。
しかし、メニューを考案する中で、「もっと色んな品を多くの人に食べていただきたい」そんな気持ちから今の「生サラダ・和え物・煮物・炒め物・汁・酢の物・主食・メイン」といったまるでコースのような豊富な品数のランチが出来上がりました。
今後は、子育て中のお母さんとお子さんがより気軽に来ていただけるように、「キッズメニュー」にも挑戦したいとのこと。
お店の看板メニューの「お花のおはぎ」については、ほとんど独学で学ばれたとのことで、長澤さんのチャレンジ精神と器用さに驚かされました。
あれだけ綺麗なお菓子はどうやって作っているのだろう、どうしても気になって、長澤さんに作り方を聞いてみると、快く教えてくださいました。
「お花のおはぎ」は、フラワーネイルという小さな手持ちのお皿の上にクリームを回しながら出して、形を作っていくそうです。
その繊細な調理工程を聞くと、「お花のおはぎ」より味わい深く、より食べるのがもったいないなり、また必ず注文しようと心に誓いました。
「4世代が楽しんでもらえるような居場所づくりをしたい」そんな想いを込めて作られたのが、老若男女が見て食べて楽しめる「お花のおはぎ」。
そんな人に喜んでもらいたい長澤さんの想いがおまじないとして、料理に込められた「Toi toi toi~夢みるお菓子~」。
ぜひみなさんも、笑顔になれるランチを食べに「黎明カフェ」へお越しください。
「Toi toi toi~夢みるお菓子~」
住所:兵庫県丹波市柏原町柏原688−3 黎明館1階
営業時間:11:30~15:00 (ランチは14:00まで)
営業日・定休日:月によって異なりますので、各店舗の公式LINEやInstagramでご確認ください。
駐車場:黎明館近くに無料駐車場あり
Toi toi toi:@toi_toi_toi_tamba
黎明館:@reimeikan
- 投稿者
- なつ
- 年代
- 1990年代
- コメント
- 食べ歩きや旅行が好きで、丹波市の魅力を再発掘中です♪
皆さんが丹波市に訪れたくなるような丹波市の魅力をどんどん発信していきます!