季節を感じながら絵本を読んだり、読書をしたり、ゆっくりとした時間を過ごすことができるのが、丹波市氷上町絹山にあるライブラリーカフェ「mamimumemo BOOK BOOK」。
自家製のクラフトコーラ「キヌヤマコーラ」に、辛くないけどスパイス感がしっかりと味わえる「スパイスカレー」など、ドリンクやフードは子どもから大人まで一緒になって楽しめます。
また木の温かみを感じる空間で絵本や漫画、小説などそれぞれの好みに合わせた一冊とともに、自分だけの時間に没入できるひとときも魅力のひとつ。
今回はそんな「mamimumemo BOOK BOOK」で過ごす贅沢な時間をご紹介いたします。

 


丹波市氷上町の中でも北側に位置する絹山地区。すぐ近くには独鈷の滝や岩瀧寺もあり、自然を感じられる場所に倉庫を改装した「mamimumemo BOOK BOOK」があります。
建物のなかに入ると壁一面の本棚に並ぶ絵本や漫画、専門書など、たくさんの本たちが賑やかに出迎えてくれて、時間が許す限り何時間でも楽しみたくなる空間が広がっています。

 

 

オムツ交換や授乳もできるキッズスペースもあり、お子さんを遊ばせながらお茶をしたり、子育て中の息抜きにもぴったり。

 

 

子どもたちも飽きずに楽しめる絵本やボードゲームなどもたくさんあるので、普段は子育てや忙しい日常に追われている方も落ち着いてゆっくりと好きな本のページをめくることができるカフェとなっていおり、あまりの居心地の良さに、ここをワーキングスペースとして利用する方もいらっしゃる、とのこと。

 

 

店主の足立真美さんは、子育ての最中に恩師からもらった絵本をきっかけに、絵本の魅力に惹き込まれます。
3人のお子さまも大きくなり、子育てが落ち着いた頃に、絵本の移動販売を始めます。

 

 

真美さんとご主人の光洋さん、そしてお子さまたちの名前から付けられた「mamimumemo BOOK BOOK」。
ちょうど開業時期はコロナの真っ最中。小さく始めようと思った絵本の移動販売でしたが、イベント出店を重ねる中でお菓子作りや雑貨作り、ワークショップなど色々な趣味を活かして活躍している人たちと出会い「そんな人たちと一緒に何かできる場所があれば。」という思いで、2022年7月にライブラリーカフェをOPENしました。

 

 

そうして始まったライブラリーカフェ「mamimumemo BOOK BOOK」では、季節に応じた様々なワークショップやイベントが開催されています。
取材日の前日は、「蝋引きワークショップ」と「紙ものマルシェ」が同時開催。
本好きな人たちは紙も大好き、とうこともあり、クリスマスを飾る紙もので多数賑わいました。

光洋さんの趣味のダーツを置いたところ、小中学生が学校の帰りに投げて帰ったり、ダーツ好きな人たちによるダーツ大会も開催予定とのこと。

 


また年明けには、コマ回し大会も行われるのだとか。
こちらも他のワークショップで使われていたドングリのオイルディフューザーを回し始めたお客さまがいたことから生まれた企画です。

 



お客さまの持ち込み企画で、面白いイベントがどんどん立ち上がっていく「mamimumemo BOOK BOOK」
。詳細はぜひInstagramをチェックしてください。

子どもや大人も楽しめるようにドリンクやフードは全て光洋さんの手作りです。
子どもも飲めるようにスパイスの分量が工夫されたクラフトコーラは、きび砂糖を使っているため、炭酸好きなお子様にも安心です。

 


寒い時期にはホットコーラとしていただくのもおすすめ。疲れた体にじんわりと染み渡ります。

 


じっくりと煮込まれたスパイスカレーは、子どもも食べられるように辛味がなく、またスパイスの味わいがしっかりとしているので大人も大満足の逸品です。
夏場は辛くないグリーンカレーが出たり、バターチキンカレーの日があったりと、お一人で、ご家族と、何度も足を運びたくなります。

 

 

時間を気にせず、ゆっくりと過ごしてほしいというライブラリーカフェ。子どもたちが学校帰りに立ち寄ったり、お子さまの分も頼まないと気にされてしまうこともないように、「ペイフォワード」の仕組みを導入しています。
近所の大人が子どもたちのために先払いしてコインとメッセージを入れたガチャガチャを、子どもたちが100円で回すと300円以上のコインが出て、ドリンクや駄菓子、文房具などの買い物が楽しめる仕組みとなっています。

 

 

図書館のように誰でも自由に本が読める、そんなライブラリーカフェの本たちは、お店に来る人たちの寄贈が半数以上。大切にしてきた本たち、子どもが大きくなったけど手放せない絵本たち、「ここでみんなに読んでもらえるなら」、そんな想いを持った色々なジャンルの本たちがとても丁寧に並べられています。
ワークショップをされたときのイラストや、制作物も並び、地元の野菜を持ってきてくれる農家さんがいたり、と、たくさんの人たちが繋がる場所となっている「mamimumemo BOOK BOOK」。

 


丹波での暮らしを楽しんでいる人たちの魅力がぎゅぎゅっと詰まった、そんな「mamimumemo BOOK BOOK」で、ぜひ都会の喧騒から離れ、ゆっくりとした時間を過ごしてみませんか。

 

 

mamimumemo BOOK BOOK
〒669-3641 兵庫県丹波市氷上町絹山86
定休日:木・金・土
営業時間:10:00-17:00(夏場は18:00)
Instagram @mamimumemo_bookbook

私がレポート

稿
ほたる
女性
1980年代
県外から丹波市に移住、素敵な人達との出会いに心躍る日々。食べ歩き、文化体験、アウトドアなど、浅く広く興味があり、「とりあえずやってみる」がモットー。体験してみて感じた等身大の感想をレポートにしてお届け中。
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