この夏のお出かけに、丹波市が気になる! そしてせっかく行くなら、宿泊も兼ねて丹波市を満喫したい! そんなあなたにおすすめの宿泊スポットを紹介します。2023年4月にオープンしたばかりの「里山ホテル かねのね丹波」。築110年の古民家がどんな形に生まれ変わったのか、その全貌に迫ります。

 

庄屋宅と伝えられる古民家を改修した「里山ホテル かねのね丹波」

 

「里山ホテル かねのね丹波」があるのは丹波市柏原町上小倉地区。舞鶴若狭自動車道丹南篠山口ICを下車後、国道176号線沿いに進み篠山街道に入ったところにあります。丹波市の中でも柏原町は城下町の風情が残り、様々な飲食店や雑貨店などもある比較的便利なまちですが、里山ホテルかねのね丹波は道一本中に入ったところにあるので、別世界のような気分が味わえます。

「里山ホテル かねのね丹波」は、築110年、かつては庄屋のお屋敷だったと伝えられる立派な古民家を改築してオープンしました。敷地内には田んぼ、畑、栗林 そして芝生広場が広がり、自然の美しさを存分に楽しむことが出来ます。

 

お好みやライフスタイルに応じて選べる宿泊スペースは5部屋。里山の風景を大きな窓から眺めながら、昔ながらの古民家の風情残した空間で泊まれる「離れ」、土蔵を改修した、他にはない空間の中で泊まれる「蔵」、そしてワンちゃん連れで泊まれるのがうれしい「茜」「菫」「翠」の3つのコテージ。それぞれについてご案内いただきました。

 

古民家風情抜群の「離れ」

 

まずは「離れ」。柱や建具を昔のまま残した、古民家ならではの風情を感じる空間で、足を踏み入れた途端に畳の良い香りが漂います。夏休みに訪れるおばあちゃんのお家のような、郷愁あふれるこのお部屋で、ゴロゴロ過ごすのも贅沢な時間です。

 

 

 

就寝は2つのベッドの他、畳の部屋に布団を4組敷くことも可能。最大で6名まで宿泊できます。

 

 

里山ホテルかねのね丹波のお部屋にはすべてお風呂がついています。「離れ」のお風呂は、窓から中庭を望める陶器風呂。四季折々に変わる景色を眺めながら入るお風呂は格別です。

 

 

 

くつろぎの時間は、大きな窓から見える景色を楽しむのがおすすめ。春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉といつ見てもこころ豊かな風景がそこに広がっています。

 

遊び心ある希少な体験ができる「蔵」

 

遊び心あふれる宿泊を楽しみたい方におすすめなのが「蔵」。もとは蔵ですが、ガラス張りの壁面を作ることで明るく開放的な空間になっています。土蔵の特性上、調温調湿に優れていて快適に過ごせるのも嬉しいポイントです。

 

 

プランニング当初、土蔵の壁が崩れていたため、ここを宿泊棟にするかどうかは悩むところだったとのこと。焼き杉とガラスの壁を使うアイディアで、一見外から土蔵とは気づきにくいですが、扉を開けると…

 

 

土蔵らしきデザインの内扉がお出迎え。また、左手空間に入る前に玄関正面の扉を開けると…

 

 

いきなりクイーンベッドが置かれたプライベートな寝室空間に。就寝の空間はもう一つあるので、二組の家族などで泊まるのにも適しています。

 

 

土蔵ならではの扉を入るとリビング空間。はしご風の階段がワクワク心をかきたてます。

 

(新しく張り替えた無垢の木と、古くから使われている文机などの調度品が共存)

 

 

はしごを上った先には、もう一つの広々とした就寝スペースが。

 

 

 

セミダブルベッドが2つ並び、向かいのソファーはソファーベッドとして使用可能。下のお部屋と合わせて5名までが利用可能です。

 

愛犬連れ可能コテージ「茜」「菫」「翠」

 

コテージは、ワンちゃん連れの宿泊が可能。ペット連れ可能なホテルは増えたものの1匹までのところが多い中、里山ホテルかねのね丹波のコテージは2匹まで同伴可能で、愛犬家に好評を博しています。各コテージにはワンちゃん向けのアメニティも充実。

ワンちゃん連れじゃなくても、ご家族で、お友達同士で、お泊りを楽しむのにもピッタリの新しいコテージです。

 

コテージは、広々としたロフトスペースがある「茜」と、高い天井と吹き抜けが特徴の「菫」、「翠」の3つ。「茜」の裏手には広々とした芝生スペースがあり、愛犬が自由に走り回るのをゆったり眺めることができます。

 

(バーベキュープランでご宿泊の場合は、ここでバーベキューをいただきます)

 

(コテージ外側にはワンちゃん用のシャワーも完備)

 

一棟貸し、ロフトも広々使える「茜」

 

 

土壁の風合いがどこか懐かしい「茜」。この一棟を一組で広々と使うことができます。

 

 

玄関横には薪ストーブ。寒い日にも薪ならではの暖かさで心満たされます。

 

広々としたリビングスペース。柔らかな木の香りに癒されます。正面の大きな窓からは、先程のドッグランが一望できるといううれしい一面も。

 

 

奥の寝室にはキングベッドが1台。ベッドの向かいのスペースには古い調度品も置かれ、見る角度によって趣が違います。

 

 

 

ロフトスペースは畳敷きで、こちらに布団を敷いて眠ることもできます。お子様にもワンちゃんにも大好評の隠れ家的スペースです。

 

高い天井が開放的なほっこり空間「菫」「翠」

 

 

「菫」と「翠」も愛犬と過ごせる和の香り漂うコテージです。新設コテージですが、扉に古民家で使われていたものをそのまま使うなど、遊び心が感じられます。

 

 

小さなちゃぶ台をみんなで囲む、ほっこり空間。こちらにも薪ストーブがあり、静かな農園の風景に囲まれながら薪の爆ぜる音を楽しむのも乙なものです。

 

 

高い天井と吹き抜けがあり、開放感は抜群。

 

 

2階にはセミダブルベッドが2台あり、また下の畳スペースにお布団を敷いて愛犬と一緒に寝ることも可能です。

 

お食事で味わう、里山・丹波の魅力

 

 

それぞれに魅力たっぷりの宿泊スペースを紹介してきましたが、日帰りで気軽に楽しむならランチ利用もおすすめです。ディナーは宿泊のお客様のみのご提供です。

丹波ブランドの食材のポテンシャルを最大限活かすプロの技。味はもちろん、見た目も丹波の四季を感じるメニューがどんどん運ばれてきます。

写真は「丹波コース」の一例です。

 

 

 

 

 

 

 

丹波素材の魅力を口いっぱいに頬張る、ゆったりしたランチタイム。しっとり落ち着いた空間で、丹波の新鮮な食材をいただく時間もまた、贅沢なひとときです。

 

宿泊で、お食事で、丹波らしさを満喫できるスポット、「里山ホテル かねのね丹波」。日本の原風景を感じるこの場所で、大切な人と静かなひとときを過ごしてみませんか?

 

 

里山ホテル かねのね丹波

所在地:〒669-3304 兵庫県丹波市柏原町上小倉370

TEL:0795-72-2811(代表)

https://kanenone-tamba.com/

https://www.instagram.com/kanenone_tamba/

ランチ予約、宿泊予約、チェックイン・チェックアウト時間などはウェブサイトでご確認ください。

私がレポート

稿
あずさ
女性
1980年代
丹波に引っ越して10年超、地元の魅力に興味津々な日々を送るアラフォー。新たな発見と体験が大好き。地元のグルメ、おいしい料理や隠れた名店を見つけることが楽しみで、アクティブな趣味にも挑戦したいと妄想中。
地元のローカルな魅力や美味しい食べ物、多彩な楽しみ方をどんどん発信していきます!
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