奥丹波ブルーベリー農場

 

おひさまの恵みをたっぷり受けて、青く輝くブルーベリー。梅雨があけたら、ブルーベリーの旬が訪れます。大きく実ったブルーベリーを自分の手で摘み取って口いっぱいに頬張る、贅沢な時間。山間の爽やかな風とのどかな風景に癒やされ、リフレッシュできること間違いなしです。今回は、有機農業の里としても名高い丹波市市島町の「奥丹波ブルーベリー農場」にお邪魔しました。

 ブルーベリー園を管理する古谷さんご夫妻は2004年、有機農業を志し、京都からIターンされました。

「実家のある京都からもアクセスが良い丹波を選び、有機農業で年間40品目ほどの野菜を作りはじめました。そのうち『野菜以外にもなにかやってみたい』と思い、ブルーベリーの苗を植えてみたんです」

(2020年7月 奥丹波ブルーベリー農園の様子)

(古谷さんの作る、少量多品目のお野菜)

 その後、お野菜を購入しているお客様からの「ブルーベリー摘み、やってみたいな」という言葉がきっかけで、摘み取り体験がスタート。はじめは「知る人ぞ知る」体験スポットでしたが、少しずつ口コミで広がり、またお客様のSNS投稿などをきっかけにどんどんお問い合わせが入るようにもなり、あっという間に人気スポットになりました。体験したお客様からは、『甘い!美味しい!』という言葉はもちろん、『風が気持ちいい』『空が広い』と丹波の自然を楽しんでもらえるような言葉も聞かれ、毎年必ず来られるリピーターの方も多いのだそう。

(ブルーベリーの味は、品種や実によって様々。濃厚なもの、酸味があるもの、甘みが強いもの、ブレンドして食べるのば古谷さんのがおすすめ)

 

 ブルーベリーの美味しさ、大きさ、甘さを決めるのは太陽の光。そして、ブルーベリーの実に光をよく当てるためには、冬場の剪定作業が欠かせません。農場にある450本の木を、古谷さん夫妻は実に1本1時間以上かけて剪定を行います。

ブルーベリーが取れない冬こそ、美味しいブルーベリーを作るための大事な準備期間。梅雨明けの「美味しい!」という驚きの声を聞くために、畑と、ブルーベリーの木と向き合い続けます。

 

 

「おすすめの食べ方は、甘い実もまだ酸味のある実も一緒に口いっぱい食べること。お口の中で絶妙なブレンドのミックスジュースができて、一気に色んな味が楽しめます。」

古谷さんの農場では農薬を使用していないので、摘み取ったブルーベリーをそのまま食べることができます。

オーガニックのブルーベリーは、ポリフェノール・ミネラルたっぷり。健康や美容にも嬉しい効果が期待できます。

摘み取り体験では木から木へ、自由に満足するまでブルーベリーを味わえます。お帰りには、100g200円の量り売りでテイクアウト可能。よく熟れた実を古谷夫妻の目で選別した場合は100g300円になり、こちらはプレゼント用にもぴったり。送料別で地方発送もしています。

(いっぱいのブルーベリー)

 

ブルーベリーの旬が梅雨明けという暑い時期のため、体験には暑さ対策が必須。体験時間は比較的涼しい午前中限定ですが、帽子、日焼け止め、タオル、水分補給などの準備は万端にして楽しんでください。

「前日に市内のキャンプ場で宿泊して、午前中はブルーベリー摘み取り、その後はおすすめのハンバーガーレストランに行ったり、日ヶ奥渓谷の滝壺に行ったりと、一日丹波を満喫して帰られる方が多いです。他のお客様から聞いた丹波のオススメのスポットはいっぱいあるので、ぜひご紹介させてください。」

 丹波の夏の朝、気持ちの良い風を感じるブルーベリー摘み取りは、ちょっとアクティブな「朝活」。一日まるごと丹波を楽しむそのはじまりに、ぜひ良質なブルーベリーの味と自分で摘み取る喜びを味わってください。

(奥丹波ブルーベリー農園 古谷暁子さんにご案内いただきました)

 

奥丹波ブルーベリー農場

場所:奥丹波ブルーベリー農場(兵庫県丹波市市島町南1102-5)

体験時間 8:30~11:30

体験期間 7月中旬~8月下旬

参加費 中学生以上1,000円/30分 小学生800円/30分 (未就学児は無料)

小雨決行・雨天中止

お問い合わせ・予約:090-9707-3766

2020年は感染拡大防止の為、入場制限を行う場合があります。お早めのご予約をおすすめいたします。

 

私がレポート

稿
チカコ
女性
30代
関西某所で生まれ育ち、ひょんなことから数年前に丹波に移り住むことに。ライターとしてインタビュー記事や、丹波のランチレポ、ニューオープン情報などを書き綴る仕事をしつつ、夜な夜なしっぽりカウンター飲みを楽しむアラフォー女子です。
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