雪が積もる1月ですが、丹波の美味しいイチゴ狩りが楽しめるということで、「あぐり丹波3Dイチゴ園」
を訪れました。イチゴ狩りは幼少期以来の筆者、とても楽しみです!

 

 

 


高設栽培のイチゴ狩りのパイオニア3Dイチゴ園


まずは、農場長の道本さんとスタッフの久下さんにお話を伺いました。

やはり、気になるのは、施設の名前にもある「3D」です。
のぼりには「でっかい」・「デリシャス」・「大好き」と書かれていましたが、実は今でこそ珍しくなくなった高設栽培ですが、導入当時は珍しく、その栽培光景が立体に見えることから「3D」という名前を付けたのだそうです。

確かに筆者の幼いころのイチゴ狩りの記憶は、かがんで地面からもぎとっていた記憶があります。かがまなくて良いというメリットは、イチゴ狩りに訪れるお客さんだけではなく、生産者さんにとってもメリットなんだそうです。

 


一番美味しいのは寒い時期


市場でイチゴやイチゴを使った商品を見ると、春を感じますが、クリスマス前の11月から収穫を始めるそうです。雪の季節の夜間は暖房機でハウス内の温度を下げないようにしつつ、昼間は出来るだけ太陽にあててもらい、大切に育てられるイチゴ達。確実にイチゴを収穫したいなら、気温が暖かくなり始める2月下旬から3月頃が良いそうですが、イチゴが一番美味しいのは寒い時期にゆっくり成熟している期間なのだそうです。
「あぐり丹波3Dイチゴ園」は完全予約制です。イチゴの出来により品種が少なくなる場合もあるそうなので、不安な方は事前にお問い合わせください。




店頭には並ばない幻の完熟イチゴ

私たちは普段、イチゴが食べたくなれば、店舗で販売されているものを購入して、いつでも食べることができますが、「せっかくイチゴ狩りに来たからには現場でしか食べられないイチゴを食べてほしい。」と道本さんは話します。スーパーで流通しているのは、比較的若いもの。完熟しているものは傷みやすいことから、流通していないので、完熟しているイチゴを食べるのがイチゴ狩りならではの贅沢です。

▼農場長の道本さん(左)久下さん(右)


スタッフの皆さんは、訪れたお客様がここでしか味わえない味や経験が特別なものになるように、日々努められているそうです。たくさんの人に、「あぐり丹波3Dイチゴ園」に足を運んでもらうことで丹波のイチゴの美味しさを知ってもらい、布いては、丹波市を盛り上げていきたいという想いもお伺いすることができました。


長い歴史で培われた面積は丹波最大級

「あぐり丹波3Dイチゴ園」は、60分間ハウス内を自由に歩きまわってイチゴを楽しむことが出来ます。
その広さ総延長3000m!端から端まですべての通路を歩いていると時間が無くなってしまうかもしれない広さです。しかも、育てられている品種も5種類あるので、食べ飽きません。

 


本当に美味しいイチゴを食べたことがありますか?


先ほど、お話を伺った通り、イチゴ狩りで狙うべきは、流通されない完熟したイチゴです。
おすすめのイチゴのポイントは「ヘタがそりあがっている」「ヘタの下がひび割れている」「上から下まで真っ赤に染まっている」ものだそうです。

 


実際に、選んでいただいたイチゴはこちら!
これは確かにスーパーでは見かけないイチゴですよね。完熟しているひび割れも、スーパーで販売されていたら、見た目から難ありとして避けられてしまいそうです。ただ、これを食べてみると、納得するほど濃厚な甘さで驚きました。穫れたてをほおばる贅沢な瞬間です。

 

イチゴ狩りの醍醐味は、こうした完熟した大きいイチゴを見つけ出して、食べられる事だと思います。
みなさんは60分間でたくさん食べたい派ですか?それともゆっくり品種ごとの特徴を味わいたい派ですか?

 

 

 

 

 

 

 ちなみに、取材日の天候は雪でしたが、ハウスの中は全く寒さを感じませんでした。

 

▼雪がないシーズンでお天気のテント内はこの様に日当たり良好な環境に


丹波でイチゴ狩りなら「あぐり丹波3Dイチゴ園」へ


▼久下さんにハウスの説明を伺いました

 

▼片手でハサミを使わず上手に収穫する方法も教えていただきました。


ついつい、赤い実に気が向いてしまいますが、品種によって違うイチゴの花にも是非注目してほしいです。ハウス内で開花したした花は、クロマルハナバチという蜂達の働きによって受粉され、実ができます。

 

イチゴの実の大きさは花の大きさによるそうです。
なので、素人考えでは大きなイチゴは大味なのかな?と思っていましたが、味は全く変わらないそうです。

 



子どもが楽しめて学べる場所


イチゴ狩りは、美味しいイチゴを自らの手で収穫して食べるという経験ができるので、お子さんにとってもとてもいい経験が出来ると思います。また、イチゴが花から実になるまでを、目の当たりにすることができるので、学びの場としてもとてもいいなぁと思いました。

 
美味しさの秘密は長い年月をかけてつくられた土


イチゴの収穫シーズンを終えると、それまでの苗は肥やしになり、新しい苗を植えるそうです。
そうして美味しいイチゴを作ってきた土が、脈々と長い年月を経て継がれていくので、土が良く、美味しいイチゴが出来ます。「あぐり丹波3Dイチゴ園」は20年以上の歴史があるので、美味しいイチゴであることは言わずもがなです。

 



気に入ったイチゴは収穫して購入が可能


筆者は5種類を食べ比べて、「かおり野」と「レッドパール」が気に入りました。
かおり野は酸味が少なく、桃のようなイチゴでした。レッドパールは香りが芳醇で、中まで赤いので、ケーキに挟んだときに映えるので人気が出てきているそうです。完熟した実は艶がある濃いレッドで、まさにレッドパールです。



イチゴ狩りで美味しいイチゴをたくさん食べたら、お土産用の収穫も可能です。
100gグラム150円~250円の時価で購入して帰ることが可能です。
是非、完熟した大きなイチゴをお土産に収穫してみてください。

 

 


▼収穫したイチゴは、ヘタを下にしてパック詰めするといいそうです。

 

▼たくさんのイチゴたちと向き合っていると、時間を忘れ、正直60分では物足りない程でした。

 

持ち帰り用に収穫したイチゴはグラムを量ってもらって梱包してもらいます。
色々な品種を購入した場合、忘れずに品種名をメモしておくと、帰ってからも食べ比べが楽しめます。

 

 

▼筆者は久しぶりのイチゴ狩りでテンションがあがり1.1kg購入しました!


ハウス内で直売も


ハウス内には直売もあります。
ジャム用イチゴは、地元の人にも人気ですぐに売り切れる人気商品だそうです。
入荷・販売状況はInstagramで発信されています。

 


▼あぐり丹波特製イチゴジャムの販売もあります。

 

最近はコロナ禍で、家庭菜園の人気があり、ホームセンターでイチゴ苗を購入し、育てている方もいらっしゃるのではないかと思います。まさに、筆者も育てている一人なのですが、今回プロが育てる環境やイチゴが実る様子を目の当たりにして、個人的にはイチゴ狩りだけではなく、プラスアルファで楽しむことが出来ました。

ハウスに入ると、イチゴの甘い匂いに出迎えられて、あっという間の60分を過ごすことが出来ます。
寒い1月の丹波ですが、寒さを忘れて笑顔がこぼれる場所が「あぐり丹波3Dイチゴ園」にはあります。




「あぐり丹波3Dイチゴ園」

名称 「あぐり丹波3Dイチゴ園」
所在地 兵庫県丹波市氷上町新郷1174-1
営業時間 :10:00〜15:00
定休日:月曜日・火曜日
HP:http://www.gyosai.net/index.php?data=.%2Fdata%2Fl3%2F
Instagram:https://www.instagram.com/agritanba_3dstrawberryfarm/

 

 

私がレポート

稿
MATY
1980年代
自ら取材やレポートを行い、一次情報の記事を大事にしているフリーランスのライター。高校時代から趣味でホームページを開設。発信で世界と繋がる魅力にハマり、以降も趣味が出来るごとにブログを綴る。動物看護士、大手通販会社勤務、全国の百貨店を飛び回る催事販売員を経て2019年独立。趣味は社会人サッカーリーグの魅力を発信すること。ドリカムを崇拝しているアラフォー。
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