2022年10月、丹波市春日町に地元野菜にこだわったカフェ「丹波PIZZA KITCHEN のこのこ」がオープンしました。丹波市産の野菜の美味しさを多くの人に伝えたいと、地産地消に、そして手作りにこだわったメニューがたくさん提供されています。

 

「丹波PIZZA KITCHEN のこのこ」は、舞鶴若狭自動車道春日ICから車で7分程度。細い路地を入ったところにあり、古民家をリノベーションした、レトロでかわいい空間です。

 

 

 

お店の中にはソファ席やテーブル席などがあり、それぞれに雰囲気が違います。ワンちゃん連れ可能な席もあり、愛犬家にもうれしいお店です。

 

 

ピザだけじゃない!丹波市産野菜の美味しさ味わうランチメニュー

 

 

 

「丹波PIZZA KITCHEN のこのこ」という名前ですが、ランチメニューは「PIZZAランチ」のほか、「のこのこ和ランチ」「ビーフシチュー」の3種類から選べます。更にPIZZAランチのピザは、定番の「マルゲリータ」、「自家製ベーコンの季節の野菜ピザ」から選べて、ハーフ&ハーフも可能です。こちらの記事では、3種類のランチをすべてご紹介いたします!

 

 

まずはPIZZAランチ。ピザが焼き上がるまでに、まずは野菜たっぷりの前菜が届きます。丹波市産野菜のサラダ、ピクルス、スープ、フライドポテトなど、野菜の魅力をあらゆる角度で伝えてくれるプレートです。

 

(PIZZAランチ 前菜プレートつき 税込1,540円)

 

ピザはハーフ&ハーフに。この日の季節の野菜ピザには、ズッキーニとコーンがのっていました。自慢の窯でこんがり焼き上げられたピザは、生地自体も香ばしくて味わい深く、パリッ、もちっとしたクセになる食感。あくまで主役は上に乗った野菜ということで、生地はその具材を引き立てられるよう、その日の天気や温度、湿度などを見て、手伸ばしで丁寧に作られています。

 

 

ソースももちろん自家製。近くの農家さんから仕入れたトマトを使って、何ヶ月も試行錯誤して作り上げたトマトソースはフレッシュさがありながらもコクと甘みがあり、ピザとの相性も抜群です。

 

(のこのこ和ランチ 税込1,380円)

 

なんとのこのこでは、和食も食べられます! サクサクで塩気の効いた季節の野菜のフリッターをメインに、だしまき卵、ごま和え、季節の炊き込みおこわやお味噌汁、お漬物もついた満足メニューです。この日(9月後半)は丹波栗を使った栗ご飯で、贅沢な気持ちになれました。

 

(ビーフシチュー パンorごはんつき 税込1,480円)

 

そして、リピーター率が高いのが実はこのビーフシチュー。水を一切使わず、牛肉を赤ワインでコトコト煮込んだこだわりの一品です。ゴロゴロ入ったお肉が柔らかくほどけて、一口ごとに至福のときが訪れます。のこのこの窯で焼き上げた焼き立てパンを浸して、余すことなく食べたくなっちゃいます。

 

 

 

どのメニューも主役級。それぞれに注文するとお互いに目移りしてしまって、「次はそっちを頼んでみよう」と、全メニュー制覇したくなってしまいます。そして何度来てもその時々で旬の野菜は違うので、また違う美味しさが楽しめます。

 

季節のフルーツたっぷり! 幸せ気分高まるスイーツピザをティータイムに。

 

大満足のランチタイムでしたが、実はティータイムもおすすめの時間。のこのこでしか食べられない、丹波市産のフルーツがたっぷりのったスイーツピザがあります。

 

 

取材時に頂いたのがこちら。生地の上にチーズを載せてシンプルに焼いた後、クリームチーズ、シャインマスカット、白ワイン&青りんごのゼリー、最後にミルクジェラートをトッピングした、季節限定・シャインマスカットのスイーツピザです。

ピザ生地とチーズの塩気が、フルーツの爽やかさと甘味をぐんと引き立てて、手が止まらなくなる味です。その時期にしか食べられない、旬のフルーツたっぷりのピザ。今食べられるピザは?と気になった方は、のこのこさんのInstagramをチェックしてみてください。

 

大好きな野菜と、この地域の魅力を多くの人に伝えたい

 

 

 

店主の宮田知恵子みやたちえこさんは、10年前に家族で大阪から丹波市に移住してきました。自然豊かな環境、人のあたたかさに触れ、あっという間にこの地域が好きになったと言います。「のこのこ」という可愛らしい店名は、お店がある「春日町野上野のこの」をもじって命名。都会から「のこのこ」やってきた自分たちを優しく受け止めてくれた地域の人達への感謝が、その名前に込められています。

 

(取引のある農家さんとのコラボTシャツ)

 

丹波市産の野菜の美味しさに心を奪われた知恵子さんは、この美味しさを少しでも多くの人に知ってもらいたいと、まずは冷凍ピザの通信販売からスタート。イタリア料理店を経営しているお兄さんからも手ほどきを受け、本格的なピザが食べられるように工夫を重ねました。

 

(笑顔の素敵な店員さんたち、みんなで意見を出し合ってメニューを開発)

 

ピザだけでなく、様々な食べ方で野菜の魅力を発信したいと、2022年9月にお店をオープンし、1年が経ちました。「丹波市には秋に人が多く来るから、ほかの季節はあまりお客さんが来ないかな?」と考えていた知恵子さんですが、予想に反してどの季節も、遠方からたくさんのお客様が訪れる場所になりました。契約農家さんからの野菜を直売するスペースもあり、実際に食べて美味しかったからと、お土産に買って帰る方も多くいます。

 

 

「このお店が、丹波市産野菜の美味しさと、この地域の良さを知るきっかけになればうれしい」と話す知恵子さん。ゆったりした空間で野菜の美味しさを新発見できる「丹波PIZZA KITCHEN のこのこ」、ぜひ今シーズンのドライブコースに加えてみてください。

 

(お店の中でも冷凍ピザの販売を行っています)

 

(取材スタッフも、お家のホットプレートで焼いてみました)

 

 

「丹波PIZZA KITCHEN のこのこ」

所在地

〒669-4124

兵庫県丹波市春日町野上野983

 

電話

0795-86-7092

 

営業時間

ランチ 11:00~14:30 カフェ14:00~16:30

 

営業日

平日【火・水曜日のみ営業】ご予約優先

 

駐車場

あり 乗り合わせ推奨

 

オンラインショップ

https://nokonokocafe.base.shop/

 

公式LINE

https://page.line.me/026hidjs

 

SNS

https://www.instagram.com/tamba_pizza_kitchen_nokonoko/

 

私がレポート

稿
あずさ
女性
1980年代
丹波に引っ越して10年超、地元の魅力に興味津々な日々を送るアラフォー。新たな発見と体験が大好き。地元のグルメ、おいしい料理や隠れた名店を見つけることが楽しみで、アクティブな趣味にも挑戦したいと妄想中。
地元のローカルな魅力や美味しい食べ物、多彩な楽しみ方をどんどん発信していきます!
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