夏の高校野球といえば甲子園。ですが今、実は女子高校野球が盛り上がっているのをご存知でしょうか。全国的に野球人口が減っている中で、女子野球人口は増加傾向にあり、丹波市も女子野球の普及と振興に力を入れ、昨年7月に全日本女子野球連盟に「女子野球タウン」として認定されました。今回はその経緯と、今後の女子野球の取り組みについて、丹波市まちづくり部文化スポーツ課の柿渕康之さん、細見享佑さんに話を聞きました。

 

(左から、丹波市まちづくり部文化スポーツ課の柿渕康之さん、細見享佑さん)

 

注目集まる、女子野球ならではの魅力

 

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 丹波会場の様子)

 

プレー人口も増え、注目高まる女子野球。女子野球ならではの魅力とは一体何でしょうか。野球はチームワークが大事なスポーツですが、女子野球にも同じことが言えます。全員が盛んに声を出してコミュニケーションを取り、チーム一丸となって勝利を目指す姿はまさに青春。男子と比べるとスピードやパワーは劣りますが、野球への熱い気持ちは負けません。勝利を目指して全力でプレーする選手の姿は感動必至。技術面でも一昔前より格段に向上し、ここ数年では見応えのあるゲームを見せてくれるようになりました。また、ダブルプレーやダイビングキャッチなどのファインプレーで魅せる華やかで美しいプレーも見どころの一つです。

 

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 丹波会場の様子)

 

これまではたとえ少年野球で女子がプレーしていても、それ以上の年齢で野球を続けられる環境は限定的でした。しかし近年では、実業団や女子のアマチュアチームも増え、野球を続ける道もずいぶん広がっています。今後の女子野球の盛り上がりからますます目が離せません。

 

2022年、女子野球タウンに丹波市が認定!

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 決勝戦の様子)

 

2021年から全国高等学校女子硬式野球選手権大会の決勝戦が甲子園で開催されるようになりました。このことはニュースでも大々的に取り上げられ、女子野球の盛り上がりに拍車をかけています。丹波市では毎年、夏の選手権大会が行われ、「女子野球の聖地」として、日本一を目指す女子高校球児の目標となってきました。昨年度からは女子野球の更なる普及と、野球を通じた地域の発展を目指し、「女子野球タウン」として市をあげて活動しています。

 

 

認定を受け作成した、丹波市のマスコット「ちーたん」の入った可愛いロゴも、一年経って浸透し、女子野球タウンとしての丹波市の認知は高まってきました。また、2023年6月には大会の会場となるつかさグループいちじま球場のスコアボードがリニューアルされ、それを祝うオープニングイベントも開催。そのイベントにはゲストとして女子野球日本代表「マドンナジャパン」の4人の選手も訪れ、記念イベントとして丹波市の少年少女野球の子どもたちに向けた野球教室を行うほか丹波市と神戸市の女子野球チーム同士の試合も行われました。参加した野球チームの監督・コーチからも好評だったほか、ゲストに来られたマドンナジャパンの選手達も、高校時代に訪れた球場に懐かしさ一杯の表情でした。

このような女子野球に関するイベント・取り組みを精力的に行ってきた丹波市ですが、2023年7月22日からは、「女子野球タウン」に認定されてから初めての「第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会」がはじまります。

 

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 決勝戦の様子)

 

第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会のみどころ

 

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 丹波会場の様子)

 

第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会の予選リーグは、丹波市の「つかさグループいちじま球場」「ブルーベリースタジアム丹波」の2球場と、同じく女子野球タウンである淡路市の「淡路佐野運動公園」にある2球場を使用して行われます。

今大会では、昨年の48チームからさらに増え、58チームが出場。それぞれの球場で勝ち上がった16チームでの決勝トーナメントは丹波市市島町「つかさグループいちじま球場」で行われます。毎年、シーズンになると市内・近隣の野球ファンはもちろん、市外・遠方からも観戦に訪れる方が年々増え、注目カードのときは特に大賑わい。出場チームも増えた今年は、さらに臨場感と一体感に溢れた会場の雰囲気が楽しめることでしょう。

 

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 丹波会場の様子)

 

今大会について柿渕さんは「春の大会で優勝した神戸弘陵高校、準優勝の花巻東高校に注目しています。さらに、丹波市の連合チームがいつもより人数も多いので、今大会への期待も高まるところです。丹波市出身の女子高校球児もいろいろなチームに在籍しているので、大会を機に丹波市に帰ってきてくれることを楽しみにしています」と話します。

 

会場では選手の情報が掲載された大会の冊子を販売予定。冊子に、舞鶴若狭自動車道春日ICすぐの場所にある「道の駅丹波おばあちゃんの里」で使える買い物券がついているので、丹波土産の購入がちょっとお得になるといううれしいポイントも。また、同施設内の観光情報センター「丹波ええとこナビ」ではバーチャル高校野球をモニターにて放映予定です。女子野球の聖地・丹波市で熱い戦いに感動した後は、丹波市の観光も楽しんでみてはいかがでしょう。

 

(道の駅丹波おばあちゃんの里)

 

(道の駅丹波おばあちゃんの里内 「丹波ええとこナビ」)

 

 

(道の駅丹波おばあちゃんの里内 「丹波ええとこナビ」)

 

大会の日程は7月22日から8月1日まで。この機会に球場に足を運び、女子野球の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

 

(第26回全国高等学校女子硬式野球選手権大会 丹波会場の様子)

 

 

丹波市まちづくり部文化スポーツ課

第27回全国高等学校女子硬式野球選手権大会についてはこちら!

https://www.city.tamba.lg.jp/site/shougaigakushu/dai27kaizennkokukoutougakkouzyosikousikiyakyuusennsyukentaikai.html

 

 

■ブルーベリースタジアム丹波

 住  所:〒669-4252 丹波市春日町下三井庄735(春日総合運動公園)

   アクセス:舞鶴若狭自動車道「春日IC」から車で15分

      JR福知山線「黒井駅」からタクシーで15分

 

■つかさグループいちじま球場

 住  所:〒669-4302 丹波市市島町中竹田6121-3

 アクセス:舞鶴若狭自動車道「春日IC」から車で15分

      JR福知山線「市島駅」からタクシーで10分

 

■道の駅丹波おばあちゃんの里

 住  所:〒669-4131 丹波市春日町七日市710(春日ICすぐ)

 営業時間:9:00~17:00

 

■観光情報センター「丹波ええとこナビ」

 住  所:〒669-4131 丹波市春日町七日市710(道の駅丹波おばあちゃんの里内) 

 営業時間:9:00~17:00

 

夏の丹波市のイベント情報はこちらから

https://www.tambacity-kankou.jp/

 

私がレポート

稿
あずさ
女性
1980年代
丹波に引っ越して10年超、地元の魅力に興味津々な日々を送るアラフォー。新たな発見と体験が大好き。地元のグルメ、おいしい料理や隠れた名店を見つけることが楽しみで、アクティブな趣味にも挑戦したいと妄想中。
地元のローカルな魅力や美味しい食べ物、多彩な楽しみ方をどんどん発信していきます!
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