2022年最初の取材は「道の駅あおがき」を訪れました。
1月中旬で、神戸ではなかなか味わえない深い雪景色に少し気持ちが舞い上がります。
▼雪のない時はこのような姿です。
「道の駅あおがき」は北近畿自動車道⻘垣ICからすぐの場所に位置し、ドライバーやバスの休憩スポットとして人気です。そして、道の駅によくあるレストランや物産販売所に加え、ここには丹波布伝承館があるのが特徴的なので、今回も詳しくレポートします。
お土産販売コーナー
コンパクトなお土産販売スペースですが、丹波土産にピッタリな商品がギュギュっと詰まっています。
以前、取材した西山酒造場さんの商品もいくつか並んでいました。
野菜直売所「夢楽市場」
お土産販売の場所とは別に、野菜直売所があります。
取材で訪れた1月はあいにく、一番収穫されるものが少ないシーズンでしたが、こちらは近隣の農家さんにより新鮮な野菜や果物、花類が販売されています。
収穫シーズンによって、取り扱われる商品が様々ですが、黑大豆の枝豆や丹波栗、丹波大納言小豆、丹波黑大豆等、丹波の名産が購入できます。
▼道の駅のお餅は大きくて美味しそうです!そして安い!
▼珍しい有精卵も販売されていました。
▼丹波の檜を使った商品も販売されていました。
▼1月は柿やみかんがメインの様です。
「道の駅あおがき」に来たら買ってほしいおすすめ商品
今回、「道の駅あおがき」の大谷駅長に、人気商品を教えていただきました。
時期により販売していないものもありますが、訪れた際は是非チェックしてください。
人気No.1の「あざみ菜漬」
あざみ菜とは日本あざみ菜・たか菜・からし菜・野沢菜を掛け合わせたものだそうで、丹波市青垣町の畑で育てられている、丹波を代表する野菜です。
こちらの「あざみ菜漬」は、鮮度を保つために、冷凍で販売されています。
筆者は購入して帰ったのですが、家に着くころにはすぐに食べられるほどに解凍されていました。
実際に食べてみたところ、塩で漬けただけの浅漬けと聞いていたのですが、あくの強さや青臭さは感じず、ピリッとした辛さがあり、本当に高菜とからし菜を足して割ったような美味しいお漬物でした。高菜パスタの要領で炒めても、美味しく食べることが出来ました。お値段もお手頃なので、お漬物好きな方におすすめです!
丹波特産「山の芋」
山芋と聞くと、細長い長芋をイメージしますが、丹波では「山の芋」が名産で、朝霧に覆われる時期に採れることから霧芋(きりいも)とも呼ばれるそうです。山の芋は長芋に比べ、形は丸く、すりおろすと長芋より4倍も強い粘りがあります。
実際に食べてみたい!という方は、冷たいお蕎麦になりますが、レストランで「とろろそば」を注文すると食べることが出来ます。
丹波の名産を使った商品
お菓子類では、丹波を代表する黒大豆・丹波栗・丹波大納言小豆を使った商品が並びます。特に黒大豆を使った商品が人気だそうです。お土産を渡す相手の好みや、人数に合わせて選べるように様々な商品が取り揃えられています。
11月~2月は「ぜんざいフェア」を開催中
丹波市では、毎年11月から2月まで「丹波大納言小豆ぜんざいフェア」を開催されています。
「道の駅あおがき」のぜんざいは12月頃から提供されるのですが「おいでな大納言ぜんざい」という名前で、店舗近くの畑で収穫された、丹波大納言小豆を使用しています。
▼実際に収穫された小豆が1斗ますに入れて置かれています。
▼見本と思いきや、本物のぜんざいでした。(特別に蓋をとって撮影させていただいています)
▼デカぜん大納言はボリューム満点そう。2人以上なら食後のデザートでシェアするのも良いかもですね。
レストランはお土産売り場の奥にあります。食券を購入し、入店時にお店の方に渡します。
基本は全てセルフサービスになっており、料理が出来上がったら呼ばれるので、自分で取りに行きます。
▼塩昆布もそえられたお盆が綺麗でおめでたい雰囲気
蓋を開けると、大きなお餅と大納言がたくさん入った「おいでな大納言ぜんざい」の姿が。
味わいは、スッキリとした甘さで、さらさらしたお汁が飲みやすかったです。大粒の大納言小豆もしっかり噛みしめて味わうことが出来ました。お口直しの昆布が美味しさのアクセントになりました。
▼雪見ぜんざいはこの時期ならではの贅沢かもしれません。
レストランの人気メニュー
レストランでは、ぜんざい以外にも、お食事を楽しむ事ができます。
人気は打ち立て、湯がきたてのお蕎麦だそうです。
▼ざるそば
▼とろろそばセット
▼かけそばセット
▼かけうどんセット
▼カレーうどんセット
▼野菜カレー
セットには野菜のてんぷらとおにぎりが付くので、お腹が空いている時は、是非セットを注文してみてください。おにぎりの程よい塩加減と、地元野菜を使ったてんぷらは、美味しくて驚きます。野菜の天ぷらってこんなに美味しいものなのかと感じることが出来ると思います。それだけ丹波のお野菜が美味しいってことなんでしょうね。ここのレストランで食事をした後なら、思わず野菜直売所で野菜を買って帰りたくなること間違いなしです!
秋は栗三昧
今回の取材は、1月で雪に囲まれた景色でしたが、実は筆者は10月の栗のシーズンにも、「道の駅あおがき」に訪れたことがあります。
その時は、お土産店の入り口に「丹波の幸」というお店が屋台を出されていて、焼き栗・栗幸餡・栗だんご︎︎︎︎・丹波栗アイス・丹波栗のむき栗を販売されていました。
▼ほくほくのむき栗
▼栗餡とソフトクリームが絶妙にマッチする丹波栗アイス
▼お土産にもおすすめ!焼き立てを食べられる栗幸餡。丹波栗あんをチョイスしました。
秋の味覚をその場で楽しむことが出来る、秋の「道の駅あおがき」もおすすめですよ!
道の駅に併設されている建物
「道の駅あおがき」には、お土産販売コーナーやレストラン以外にも、ほかの道の駅にはない施設も併設されおり、観光スポットのひとつとして楽しむことが出来ます。
丹波布が知れる・買える「丹波布伝承館」
経糸と緯糸が織りなす美しい縞柄が多くの人に親しまれる「丹波布」。
こちらは、その技術を伝承するミュージアムのような場所で、実際に中では糸つむぎや機織りをしている方々を見学することが出来ました。
綺麗な織物は実際に購入することも可能で、様々なグッズも販売されていました。
綿から糸を紡ぐ体験会も定期的に開催されているそうです。館内で綿の種をいただいたので、頑張って家で栽培してみたいと思います。
播州織というものは知っていた筆者ですが、ここに入らなければ、「丹波布」の存在を知ることがなかったので、入って良かったと思いました。「道の駅あおがき」に来られた際は、すぐ横の建物「丹波布伝承館」も是非立ち寄ってみてください。入館無料です。
丹波の道の駅といえば「丹波おばあちゃんの里」が有名ですが、筆者は個人的にこの「道の駅あおがき」もおすすめです。
今回紹介した「道の駅あおがき」と併設する施設は、火曜日が定休日なので、旅行の計画をされる際はご注意ください。
野菜の天ぷら、是非とも一度ご賞味あれ!
「道の駅あおがき」
名称 「道の駅あおがき」
所在地 兵庫県丹波市青垣町西芦田541
営業時間 : 午前9:00 ~ 午後5:00
【 売 店 】 8:15~17:30
(冬期:12月1月2月は 9:00~17:00)
【 食 堂 】 10:00~16:00
(冬期:1月2月は 10:00~15:30)
【直売所】 8:00~16:00
(冬期:1月2月3月は 9:00~16:00)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
HP:http://eki.aogaki.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/michinoeki.aogaki/
- 投稿者
- MATY
- 性別
- 女
- 年代
- 1980年代
- コメント
- 自ら取材やレポートを行い、一次情報の記事を大事にしているフリーランスのライター。高校時代から趣味でホームページを開設。発信で世界と繋がる魅力にハマり、以降も趣味が出来るごとにブログを綴る。動物看護士、大手通販会社勤務、全国の百貨店を飛び回る催事販売員を経て2019年独立。趣味は社会人サッカーリーグの魅力を発信すること。ドリカムを崇拝しているアラフォー。