読者の皆様はこんなパッケージの紅茶をご覧になった事はありませんか?

 


今回はこのムレスナティーを取り扱う「HONORATKA TEA ROOM」さんに伺いました。

 


ムレスナティーはスリランカで創業された紅茶ブランドで、果物や花の天然香料が使われたフレーバーティーです。また、種類の多さが特徴で、渋みや苦みが少ない紅茶として人気です。店内にずらっと並ぶムレスナティーの数々、現在は150種類以上あるそうです。



今回お話を伺ったのは、オーナーの足立真紀さんです。足立さんは20年以上前に、西宮市でOLをされていた時に、ムレスナティーハウスの本店で飲んだ紅茶の美味しさに衝撃を受け、以来通っていたそうです。

その後、丹波に戻って来たのをきっかけに、実家の酒店の片隅でムレスナティーの取り扱いを開始。そして、今から10年前に「HONORATKA TEA ROOM」で独立されたそうです。ちなみに「HONORATKA」とは、足立さんが好きなショパンが通っていたポーランドのカフェのお店の名前なんだそうです。

 


「HONORATKA TEA ROOM」オリジナルブレンドの販売も


ムレスナティーは150種類以上の種類があり、新しい味も次々発売されるので、お客様から追いつけないといわれるほどだそうですが、こちらのお店では、さらにオリジナルブレンドも販売されています。

オリジナルブレンドは「ロマン柏原」「かいばら小町」「きのね」「丹波」「初恋」の5種類で、全てムレスナ ティージャパンのディヴィッド.Kさんと足立さんがイメージして作られたスペシャルブレンドになっています。

ムレスナティーファンの方はこの商品をわざわざ買い求めにいらっしゃるそうですよ。

 


現在、ティースペースでの飲食はお休みされていますが、今回は特別に紅茶を作っていただきました。

おそらく、足立さんが昔ムレスナティーを初めて飲んだ時と同じくらい、「こんなに美味しい紅茶があったんだ!飲むスイーツみたい!」と筆者自身もすごく感動しました。

そして、今まで美味しい紅茶というものに出会っていなかった事を知りました。


ムレスナティーを飲んで良く分かったのは、砂糖を入れた方が美味しいということ。というのも、フレーバーティーは香りのエキスを抽出するときに果物の果糖をとってからエキスを茶葉に浸し、香りづけをするそうで、紅茶を飲むときに砂糖を入れるということは、その失った果糖を戻してあげるイメージなんだそうです。

量は、香りと味が一致するくらいがいいそうで、上白糖やグラニュー糖ではなく、洗双糖や三温糖を入れるのがポイントだそうです。

 


美味しい紅茶の秘訣は水と蒸らす時間


筆者は、紅茶はある程度苦みや渋みがあるものだと思っていました。さらには、砂糖を加えることに邪道さすら感じていたのですが、このムレスナティーが、そのイメージを払拭してくれました。

市販の紅茶は、お湯を入れてから3~5分蒸らすものが多くあると思いますが、この蒸らす時間が苦みや渋みの原因なんだそうです。一方、ムレスナティーは新鮮な茶葉を使っているので、お湯を入れてから開く時間が早く、40秒程度でティーバックを取り出してOK。お水は水道水ではなく、軟水のミネラルウォーターをグツグツ沸騰させて入れることがポイントだとか。また、水出し紅茶も可能だそうです。

 


こちらはチャイを作っていただいている様子です。足立さんは豆乳を使われています。

 


チャイ用の茶葉は5g×5包になっていて通常の2.5g×11包のティーバッグより大きいそうです。

 


最後はたっぷりの三温糖を入れます。



美味しいチャイもいただきました!

 


マイボトル持参でテイクアウトがお得に


この記事を読んで、足立さんの作るムレスナティーを飲みたいという方もいらっしゃると思います。
現在、ティースペースでの飲食はできませんが、テイクアウトは可能です。また、マイボトルを持参すると、お得な価格でテイクアウトが可能です。環境にも優しい取り組みなので、テイクアウトを考えられている方は是非、マイボトルをご持参ください。足立さんの作る美味しいムレスナティーをご家庭でも楽しめるシステムは嬉しいですね!

 


目移りしてしまうほど楽しい商品パッケージ


おそらく初めてムレスナティーを知った方や、初めてお店を訪れた方は、どの商品にしようか迷ってしまうと思います。というのも、様々な味の種類がある上に、パッケージの言葉もつい読んで選んでしまう楽しさがあるためです。パッと目に入ってきた文章で送る相手を想ったり、相手に送りたい言葉を選んで決めたりできる、キューブボックスはプレゼントにも人気の商品だそうです。

 

 


▼箱に書いてる文章を読み聞かせ合いながら選ぶ姿も楽しそうです

 

こちらのアソートパックの商品は宝箱がコンセプトなので、蓋を閉じた時に「カチッ」と音が鳴るこだわりぶりでした。フレーバーもこの商品限定なのだそうです。


こちらは、紅茶に合わせて食べたいミルクティービスケット。箱売りだけではなく、ばら売りでも購入可能です。

 


ギフトボックスやかわいいマグカップも販売しています。

 

 

丹波市の保護猫活動にも尽力


現在、足立さんは「丹波市から犬・猫の殺処分ゼロを目指す会 One of Mee @丹波」の代表も務められています。
実は、その活動が多忙な為に、ティースペースでの飲食をお休みしているのだそうです。店内の一角には、善意で提供された商品が並び、売り上げが動物愛護活動の活動資金となるコーナーもありました。

 


▼最初、本当の猫かと思った置物の他、店内をよく見ると猫グッズが飾られています

 

▼里親募集情報も掲示されています


また、Instagramでは、不定期ですが「#ムレスナティーで猫助け」という、売り上げの一部を動物愛護活動の活動資金に充てる企画もされているので、気になる方はInstagramやOne of Meeのページをご確認ください。


特別なところじゃなく、手軽に買える紅茶にしたい




最後に、今後の展望をお伺いしました。
まずは、ティースペースを再開し、本店の様に、ティーフリーでムレスナティーの美味しさを多くの人に知っていただくこと。(ティースペース再開のタイミングはInstagramやHPをご確認ください)

次に、カフェ・レストラン・雑貨店・パン屋さんやお菓子屋さんといったところに販路を拡大し、ムレスナティーを販売している特別なところまで買いにいかなくても、ムレスナティーを手軽に買える紅茶にしたいという思いを抱いておられました。


既に、近くのカフェや中華料理屋さんで取り扱いをされているそうですが、もっとムレスナティーが飲めるお店が丹波に増えるといいなと思われているそうなので、気になったお店の方は、是非足立さんの作るムレスナティーを飲んで検討いただければと思います。


我が家に帰って来たようなほっこり感


今回の取材で特別にティースペースで紅茶をいただきましたが、本当に早く再開する日が来るといいなぁと思いました。というのも、紅茶の美味しさはもちろんのこと、足立さんの気さくなお人柄が、我が家に帰って来たようなほっこり感を与えてくださり、ずっとカウンター越しでお話をしたくなるほど楽しい時間を過ごさせていただいたからです。


この先、ティースペースが再開されれば、きっと紅茶だけではなく、足立さんとお話することを楽しみに来店されるお客様も多くなるんじゃないかなぁと思いを馳せながら、今は奮闘されている保護猫活動が落ち着くことを願っています。柏原の街は駅から散策が出来るのも魅力的な場所なので、電車で丹波を訪れる方は、「HONORATKA TEA ROOM」でマイボトルにムレスナティーを給茶してから散策するのはいかがでしょうか。

 

 

 

「HONORATKA TEA ROOM」


名称  「ホノラトカティールーム」
所在地  兵庫県丹波市柏原町柏原145
TEL   0795-72-0017
営業時間 11:00~18:00(奇数月の第3土曜日は15時まで)
定休日  水・木曜日・奇数月の第3日曜・その他臨時休業あり
HP:https://mlesnatea.exblog.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/honoratkatearoom/
「丹波市から犬・猫の殺処分ゼロを目指す会」One of Mee @丹波
HP:https://linktr.ee/kaihanamame

 

私がレポート

稿
MATY
1980年代
自ら取材やレポートを行い、一次情報の記事を大事にしているフリーランスのライター。高校時代から趣味でホームページを開設。発信で世界と繋がる魅力にハマり、以降も趣味が出来るごとにブログを綴る。動物看護士、大手通販会社勤務、全国の百貨店を飛び回る催事販売員を経て2019年独立。趣味は社会人サッカーリーグの魅力を発信すること。ドリカムを崇拝しているアラフォー。
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