自然豊かな丹波市。遊びに行くなら緑の中で思いっきりアクティブに過ごしたい! でも、山や川に慣れてないメンバーだけで行くのはちょっと不安。そんなときに嬉しいのが登山ガイドの存在です。登山に慣れていて、登山活動をナビゲートする資格を持っている人が案内してくれたら心強いですよね。

 

今回は丹波市春日町にある渓谷「日ヶ奥渓谷ひがおくけいこく」にて散策活動をしている、日本山岳ガイド協会認定、丹波市在住の登山ガイド「登山ガイドおタキ」さんに案内していただきました。

 

 

おタキさんは、丹波市生まれの丹波市育ち。日ヶ奥渓谷の近くで子ども時代を過ごし、渓谷はまさに「庭」のように慣れ親しんだ存在なのだとか。山をはじめ自然の中での活動全般を得意とするおタキさんですが、イチオシはその名前の通り、「滝」。他にはない滝の魅力について知ってほしい! ということで、今回は日ヶ奥渓谷の森のいくつかある散策ルートの中でも、一枚岩の珍しい滝が見られて最後は「滝修行」のように滝に打たれることもできるという「滝めぐりコース」をご案内いただきました!

 


(渓谷の森入り口には全体図とおすすめコースの案内板も)

 

それでは、チャートの岩塔をバックに、いざ散策へレッツゴー!

 

 

日ヶ奥渓谷には、大人から子どもまで楽しめる水場がいっぱい。

 

 

入口近くのこの水場は、まるで小プール。1歳位のお子様から水遊びを楽しむことができます。水の透明度も高く、魚やサワガニの姿も見られます。

 

 

コース中盤にある「白龍雌滝はくりゅうめんたき」へと向かう最中、何かを見つけたおタキさん。「この木はコシアブラと言って、葉っぱを天ぷらにすると、ほろ苦くておいしいんです。」

 

 

「この木はタラヨウ。木の枝で文字を書くと、文字が浮き出てくるんです」

歩いて体験するだけでなく、散策中に豆知識を得られるのも楽しい時間です。

 

また道中には

 

 

小さい橋や、

 

 

迫りくる岩の間をすり抜けて通る道など、冒険心をくすぐる箇所もあります。こうしてたどり着いた白龍雌滝。たどり着くまでには鎖を使ってよじ登ります。

 

 

滑りにくい体重のかけ方などもおタキさんにレクチャーしてもらいつつ、えっちらおっちら登るとそこには、

 

 

岩を切り裂くように流れる滝と、直径7m程度の滝壺が!夏場はこの滝壺にザブンと飛び込むのがおタキさんイチオシの過ごし方。ただし水深が4.5mあるのでライフジャケット等命を守る装備は必要です。

 

 

「今日は水量が少なめですね。滝に打たれやすいかもしれません」とおタキさん。さてお次は、滝に打たれに白龍雄滝はくりゅうおんたきを目指します。

 

 

白龍雄滝へ向かう階段は段数も多くちょっとハード。でもこれを乗り越えると美しい滝を拝むことができます。

 

 

道中、山の神様にお参り。安全な山登りをお祈りするのですが、もしそれでも滑落などの事故にあってしまったら、

 

 

このような二股の枝ですくい上げてください、という祈りを込めて二股の枝を鳥居の脇に差すのが習わしなのだそうです。

 

 

さて、いよいよたどり着きました白龍雄滝。

 

 

大きな岩肌を、カーテン状に流れ落ちる優美な滝です。滝に打たれるという体験をするためには、滝の高さや足場の深さなど、絶妙な条件が揃う必要があります。この滝は、丹波市で唯一の「打たれる」ことができるスポットです。

滝に打たれるには、まず右手を滝に当てて清め、次に左手、次に口を清めます。その後、「入らせていただきます」とご挨拶をして、右肩から入るという作法があり、まずはおタキさんの見本を見て…

 

 

お次は一緒に!

 

 

水量が少ないこともあり、痛みなどはなく、気持ちの良い水流を体いっぱいで感じることができます。自然の音と、流れと対話する豊かな時間。秋のなかごろ、水はずいぶん冷たかったですが長く打たれるうちに爽快さを感じます。

 

 

下山ルートはトラックも入れるくらい緩やかで広いコースから。

 

 

ふもとには、きれいな水洗トイレがあり着替えなどもこちらで可能です。

 

 

おタキさんの散策には温かい飲み物つき。小さなストーブでクッキーを温め、温かい飲み物と一緒にほっこりいただきます。

 

 

 

不慣れなメンバーだとちょっと気後れする山遊びや滝打たれ体験も、頼れる登山ガイドと一緒なら安心。最後にほっこりタイムまでついて自然を手軽に満喫できます。自然の中での遊び方をレクチャーしてほしい方は、下記ホームページ、Facebook、Instagramから気軽にお問い合わせください。

 

また、おタキさんは2022年の秋・冬にキャンプイベントを企画しています!

今回体験した日ヶ奥渓谷でのデイキャンプ教室です。タープ、テントの張り方からアウトドアクッキングまで、おタキさんが疑問・質問に答えながらゆっくりレクチャー。ガイド付きのお散歩も体験できますよ。気になる方は概要をチェックの上、お申し込みください。

 

イベント概要

秋編: 日時 2022年11月3日(祝・木) 10時から15時

場所 日ヶ奥渓谷キャンプ場

参加費 大人 2,500円 子供(小学生まで) 2,000円 食材費・保険代込み

定員 10人

申し込み期限 10月30日(日)

 

冬編: 日時 2022年12月25日(日)10時から15時

場所 日ヶ奥渓谷キャンプ場

参加費 大人 2500円 子供 (小学生まで) 2000円 食材費・保険代込み

定員 10人

申し込み期限 12月20日(火)

 

お申し込み方法

お名前、生年月日、ご住所を明記の上、下記のメールアドレスまでお申し込み下さい。

宛先:guide.otaki@gmail.com

 

情報ホームページ

 

 

Information

登山ガイドおタキ

以下のいずれかからお問い合わせください。

公式HP  https://takinavi.com/

Gmail guide.otaki@gmail.com

FB https://www.facebook.com/guide.otaki/

Instagram https://www.instagram.com/guide_otaki_tamba/

 

取材場所:日ヶ奥渓谷

キャンプ場の予約連絡先:080-6119-8378

散策だけなら予約不要、BBQ、火気使用、テントを張る等の場合はご予約ください。

 

駐車場代金

1時間以内は無料

一日500円

宿泊700円

私がレポート

稿
チカコ
女性
40代
関西某所で生まれ育ち、ひょんなことから数年前に丹波に移り住むことに。ライターとしてインタビュー記事や、丹波のランチレポ、ニューオープン情報などを書き綴る仕事をしつつ、夜な夜なしっぽりカウンター飲みを楽しむアラフォー女子です。
丹波市観光協会WEBサイトで詳しく見る! 一覧へ戻る

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