筆者が丹波での取材を終え帰る道中、ふと車窓から恐竜が目に飛び込んできて驚きました。

 
この大きな恐竜は「丹波竜」。学名は「タンバティタニス・アミキティアエ」と言われ、1億4千万年から1億2千万年前の白亜紀前期の地層から、竜脚類の大型植物食恐竜ティタノサウルス形類と見られ、日本で5例目となる新属・新種の恐竜だそうです。すごく気になったので、今回は丹波竜のスポットについて取材をしました。


「元気村かみくげ」「丹波竜の里公園」へ


気になる公園はJR福知山線下滝駅から徒歩で20分程の距離に位置します。車で行く場合も「元気村かみくげ」の広い無料駐車場があります。この「元気村かみくげ」では毎週土曜・日曜・祝日に化石発掘体験を実施しているそうです。

 


その元気村と目と鼻の先にあるのが「丹波竜の里公園」です。大きな丹波竜がいるのですぐにわかりますね!

 


実は、公園内には他にも恐竜がいます。
こんな風にベンチに座りに来た恐竜も。ティラノベンチというそうです。

 


▼一緒に楽しい写真が撮れます


▼よく見るとすごく繊細に作られていて、目もリアルです


▼こんな風に恐竜達と紅葉を楽しんでいる写真が撮れました


こちらは、眠っているヨロイ竜の子供。背中にのれます。

 


▼そっと起こさないように…これならお子さんも怖がらないかもしれません

 

さらに、公園内には恐竜骨格をモチーフにしたアスレチック&スライダーがあります!


▼骨格の中をくぐって上っていきます


▼最後は滑り台になっているので、大人も付きそって一緒に楽しめそうです。


手が汚れても、公園内に水道があるので、しっかり手を洗うことが出来て安心です。


そして、この公園のシンボルでもある「丹波竜」の実物大モニュメント。体長は約15m、体高は約7mもあるそうです。写真だけだと伝わりにくいかもしれませんが、本当に大きくてかっこいいです!

 


▼手を伸ばしても全然届かない高さです


▼見上げても高すぎてよく見えない丹波竜の表情はこんな感じです


取材時はちょうど紅葉が綺麗な時期だったので、紅葉が映える山に向かって丹波竜が歩いているような姿がすごく綺麗でした。昔はこんな風に丹波竜が生息していたのかな?と思いを馳せることも出来ました。

恐竜が好きな方は、是非、この丹波竜の足元で雄大な自然と共にタイムスリップを楽しんでほしいです。

 


▼公園周辺の隠れ恐竜にも注目


▼こちらは丹波竜のマスコットコレクター「ちーたん」


なお、現在公園の一角では伝統建築工匠の技がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念して檜皮葺きワークショップが行われています。3年後には柱回りにベンチも取付けて、独創的な2対の檜皮葺き東屋が完成する予定だそうです。詳しくは「こちら」をご参照ください。完成が楽しみですね。


徒歩圏内の丹波竜化石発見地へ

 

公園で恐竜達と戯れた後は、せっかくなので実際に化石が発見された場所にも足を運んでみましょう!


元気村かみくげの建物の先の川沿いに遊歩道があるので、その道を歩いていくと「丹波竜発見地」の案内が見えてきます。約10分程度の道のりですが、川の流れや自然の美しさに思わず歩みを止めてしまいます。

 




▼第一展望広場は、憩いのスペースになっているので、コロナ禍前は演奏会などのイベントも行われていたそうです。

 

案内板に詳細が書かれています。


ポットホール発見!小石が岩を削って自然に出来た穴だそうです。


こちらは世界最小恐竜卵化石密集産出地を示す卵マークです。

 




そしてこのピンクのかわいいイラストの場所が丹波竜の化石が発見された場所です。


実際の採掘場はコンクリートでかぶせられていますが、石碑の後ろに丹波竜化石の産状レプリカがあります。


▼川の傍での採掘は大変だったんじゃないかなぁと思う大きさです。


また、近くには水力発電所跡地があり、月曜日・火曜日以外は中に入って見学が可能だそうです。筆者が訪れたのは月曜日だったので、中に入ることは出来ませんでしたが、外観を見ても趣のある歴史を感じる建物でした。


ちなみに、道路からも見えるこの丹波竜モニュメントは、地域住人の方々による手作りのものだそうです。さらに、冬になると地元の方々がイルミネーションを施されるというお話を伺って、丹波竜は地元住人の方々に愛されて、可愛がられているんだなとほっこりしました。次からこのモニュメントを見る時は、今までより暖かい目でみてしまうこと間違いなしです。

 

 

すっかり丹波竜に癒された筆者。
何か丹波竜をみた記念にグッズを買いたくなりました。聞けば、「丹波竜化石工房ちーたんの館」と呼ばれるところに売っているそうなので、次回はそちらのレポートをお届けします。

「丹波竜の里公園」は立派な恐竜がたたずむ環境で遊べる子どもは贅沢ですね!
また、大人が訪れても、雄大な自然と恐竜を目の当たりにすると、歴史のロマンに感慨深くなれるスポットだなと思いました。早速、筆者の友人に教えてあげたところ、「知らなかった!写真撮りに行きたい!」と言っていたので、まだまだ穴場スポットなのかもしれません。

丹波に行ったら記念に是非「丹波竜の里公園」で記念撮影をして、丹波竜が身近にいたことを、周りの人にも広めてもらえると嬉しいです。そして、さらに地元住人に愛されている丹波竜が、広く知れ渡ればいいなぁと思いました。



 


「丹波竜の里公園」(元気村かみくげ)


名称 「丹波竜の里公園」(元気村かみくげ)
所在地 丹波市山南町上滝1913-1
HP:http://www.kamikuge.com/osirase.html

私がレポート

稿
MATY
1980年代
自ら取材やレポートを行い、一次情報の記事を大事にしているフリーランスのライター。高校時代から趣味でホームページを開設。発信で世界と繋がる魅力にハマり、以降も趣味が出来るごとにブログを綴る。動物看護士、大手通販会社勤務、全国の百貨店を飛び回る催事販売員を経て2019年独立。趣味は社会人サッカーリーグの魅力を発信すること。ドリカムを崇拝しているアラフォー。
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