神戸から車で約90分の丹波に、体に優しいグルテンフリーのランチが食べられるお店があるので、取材に伺いました。


 

西山酒造場グラッパ工場内にあるカフェ

 

緑豊かな道を歩くとレンガで出来たおしゃれな建物が現れます。




▼かわいい看板が入り口の目印です。



店内には、地元農家さんのマルシェがあります。



▼毎回新鮮な野菜が販売されています。

 

「hana*糀ランチ」をいただきました 

 

セルフサービスで提供されているお水には、オレンジとミントが入っていて、とってもさわやかな香りでした。


 

ランチはコースの様になっています。
まず、運ばれてきたのは、自家製糀甘酒、美肌発酵スープ、米粉のフォカッチャ。


 

食前酒の様にいただく、糀甘酒は、西山酒造場の糀を発酵させた自家製。
出来立てをいただけるので、活きた酵素がとれるそうです。
女性には嬉しいですよね。驚くほどしっかりした甘さがありました。

また、スープはクレソンとポルチーニ茸の発酵スープ。
安納芋とインカのめざめが入っているので、芋の甘さを感じられる冷製スープでした。

そして、米粉のフォカッチャには、甘酒ココナッツバターが添えられていたのですが、これがココナッツの香りと軽い甘さで全く重たさがなく、もちもちとした米粉のフォカッチャによく合います。一見、バターの量が多いのでは?と思いましたが、フォカッチャとの相性がピッタリで、たっぷり付けて食べたくなる美味しさです。



▼たっぷり塗ると美味しいです!

 

 

そして、メインのプレート。



■切干大根と人参とブラックキヌアの豆乳マヨネーズ和え
■ひじきと秘伝豆と万願寺唐辛子の柚子塩糀和え
■自家製米粉のヨモギサモサ
■季節の無農薬野菜の彩サラダ
■きゅうりと鶏ささみ風冷やし玄米麺
■インカのめざめとズッキーニのローストヴィーガンチーズ和え

お肉を一切使用していないのに、とてもボリュームのあるメニューです!

一見お肉かな?と思うのは大豆ミートです。
サモサの中はカレー風味の自家製ブレンドスパイスだそうで、米油であげられたヨモギ生地とマッチして食欲がすすみました。



▼ミンチ肉のようなものは大豆ミート。カレー風味。


 

食べて綺麗になるスイーツ

 

「Come Cafe hana*」さんは食事だけではなく、デザートもグルテンフリー。
しかも、綺麗になる要素がたっぷり詰まったデザートがあります。



「ローケーキ」ってご存じですか?
「ロー」とは、「Raw=生」という意味で、火を使わず冷やし固めるので、ビタミンや酵素を生きたまま体内に取り入れることができます。こちらのお店のローケーキは、ナッツ類は水に浸して酵素抑制物質を取り除き生で調理することで酵素がたっぷり。また、粉類を使っておらず、糖質が少なくナッツもたっぷりなので少量でも満足できるスイーツです。カップ1個でもボリュームを感じることが出来ました!



▼珈琲が苦手な方に、オーガニック玄米珈琲もありました。



他にも「潤うショコラ」や「お豆腐テリーヌ」といったスイーツもあります。
また、店内ではグルテンフリーのパンも販売されているので、お土産にもピッタリです。


 

きっかけはオーナーの小麦アレルギーから

 

最後に、こんな素敵なお店を作ったお二人にお話を伺いました。
もともと、福知山市でパン屋さんを営んでいた佐久本さん。
ご自身が、小麦アレルギーになったことで、アレルギーを気にしない、小麦を使わないお店が少ないことに気づきます。そして、アレルギー食材を抜いたお店があれば、アレルギーの人もそうじゃない人もアレルギーを心配せずに来てもらえるお店が出来るのではないかという佐久本さんの想いに共感した、パティシエでお友達の本多さんと「Come Cafe hana*」をはじめられました。パンは佐久本さん、スイーツは本多さんが担当し、お料理は2人が共同で作っています。


▼佐久本さん(右)と本多さん(左)


 

肉類は全く使用せず、レシピもオリジナル

 

お店をオープンする前に色々と考えている段階で、肉や魚を提供するか迷われていた佐久本さん。
しかし、お肉を食べられない方もいることを知り、せっかくならそういう方も来てもらえるお店にしようと、オープンからプラントベース(植物性の食べ物のみ)のメニューを考えて提供されているそうです。


 

西山酒造場との出会い

 

もともと、パンに酒粕や糀を使っていましたが、西山酒造場さんと出会い、幸運にも敷地内の工場を借りられることが出来たそうです。そのご縁から、お店の料理に西山酒造場の糀を使うようになり、ますます美味しい料理を提供出来ているそうです。


 

オープンして1年

 

お店は2020年3月頃のオープン予定でしたが、コロナ禍のため、テイクアウトからスタートされたそうです。2020年7月頃から少しずつカフェを営業しています。
また、遠方の方の為に、ネットSHOPでパンやローケーキを販売しています。





アレルギーを持っていない人もデトックスに

 

グルテンフリーは消化に優れているので、腸内環境を整えたり、美肌効果が期待できると言われています。
体調が悪い時は、出来るだけ消化の良い食事を摂ることがよいと言われていますが、まさにこのカフェのメニューはアレルギーを持っている方だけでなく、お肉を食べすぎた胃を休ませてあげられるような食事ができます。誰もが美味しく食べて、綺麗になれる「Come Cafe hana*」はこれから人気になること、間違いありません。

 

 

「Come Cafe hana*」

名称     「Come Cafe hana*」
所在地    兵庫県丹波市市島町中竹田4507(西山酒造場グラッパ工場)
営業時間:ランチ 11:30 ー 13:30(L.O.)・カフェ 11:30 ー 15:00(L.O.)
※営業曜日が決まっているので下記ウェブサイト・Instagram等で事前にご確認ください。

ウェブサイト : https://comecafehana.net/
Instagram:https://www.instagram.com/comecafehana

私がレポート

稿
MATY
1980年代
自ら取材やレポートを行い、一次情報の記事を大事にしているフリーランスのライター。高校時代から趣味でホームページを開設。発信で世界と繋がる魅力にハマり、以降も趣味が出来るごとにブログを綴る。動物看護士、大手通販会社勤務、全国の百貨店を飛び回る催事販売員を経て2019年独立。趣味は社会人サッカーリーグの魅力を発信すること。ドリカムを崇拝しているアラフォー。
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